第1ラウンドは風の影響もあり、思うようにスコアを伸ばせずイーブンパーの5位タイにとどまったディフェンディングチャンピオンの大西晃盟(兵庫教育大学附属中学 3年)だが、この日は4アンダーパー68をマークし、首位とは5打差があるものの、連覇を狙える圏内にスコアを伸ばしてきた。
「今日は全体的にティーショットが良かったので、セカンドショットが気持ちよく打てました。ミスもありましたけど、特に後半はほぼバーディチャンスかイーグルチャンスでした。でもパットが全然入らなくて、パー5でしか獲れなかったのは悔しい部分です」。
4アンダーパーというスコア的には満足しているものの、内容的には不満が残
るゴルフだったと悔しそうな表情を見せていたのが印象的だった。
ただ、ショットの調子が上向きで、自分がやるべきゴルフはどういうものかも冷静に把握できている。
「昨日のラウンド後にスコアを見ていたら、昨日は風の影響もあったので、伸びている人と伸びていない人がいたので、それで今日は風もないので伸びてくることを予想していました。だから、もう少し伸ばしたかったんですが。ただ、(大きい)スコアを出している選手もいるので、明日は自分のプレーをして最後まで悔いのないゴルフをして家に帰りたいと思います」。
あえて連覇という言葉は口にしないが、その権利を持っているのは大西ただ一人。明日は追いかける立場なだけに、自身が話しているように自分のゴルフをやり切って攻めるしかない。大会連覇という偉業に挑む、戦いぶりに注目しよう。
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