今年の関西女子アマチュアゴルフ選手権2位の実力者、鳥居さくら(滝川第二高校2年)が最終ラウンドで5つスコアを伸ばして通算11アンダーパーでホールアウト。優勝の中村心に6打差ながら3位入賞と実力の高さを示した。
最終ラウンドは逆転優勝を果たした中村と同じ第11組でのプレーとなった鳥居。「3日間で2桁のアンダーパーが目標でした。第2ラウンドを終えて通算6アンダーパーだったので、あと4つ」目標を定めて1番ホールをティーオフした。直後の2番でこの日最初のバーディを奪うと、5番では2打目を直接放り込むチップイン・イーグルを奪取。続く6番(パー5)でもバーディと早くも目標の通算10アンダーパーに手が
届いた。
中村もスコアを伸ばす中、良いリズムでプレーを進める鳥居がこのままバーディを繋げていくかと期待されたが、当の本人は、「前半で4つ伸ばせて目標の2桁アンダーパーにいってしまって、満足してしまいました」と、苦笑い。その言葉とおり、後半は10番でバーディを奪ってみせたが、11番から連続ボギー。13番でバウンスバックを決めて、15番(パー5)でバーディとスコアの乱高下が激しかった。「後半、結構堪えるゴルフ担ってしまって、しんどかったです」と、その時の心の裡を語った。それでも、終わってみれば1イーグル・5バーディ・2ボギーの5アンダーパー。目標をクリアする通算11アンダーパーは、満足のいく結果だったろう。
高校2年の鳥居。来年に向けては、「今大会では3日間でボギーを結構打ってしまいました。そのボギーがなければ、もっと成績も上がってくると思います。無駄なボギーをなくしたい」と課題を見つけつつ、「最後の最後まで諦めないことが大事だと改めて思いました」と勝負に対するメンタル面での気づきも収穫として手にして霞ヶ関カンツリー倶楽部を後にした。
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