今年の関東ジュニアゴルフ選手権を制した清水心結(さいたま市立東浦和中学3年)が、首位と1打差の3位タイと好スタートを切った。
「今日は13ホールでしかパーオンできなかったんですが、それでもこの風の中ではまあまあ頑張ったほうかなと思います。途中、バンカーに入れたりして、ここはボギーかなと思う場面もあったんですが、今日は際どい状況でパットを入れることができたのが良かったと思います」。この日は30パットと数字的にはそれほど良かったわけではないが、要所で決められたことが、自身の中での好材料となっている。
大会前、パッティングの練習を重点的にやってきたと言う清水。その成果が早速出たわけだが
、最近のラウンドではパッティングさえ良ければというフラストレーションが溜まるラウンドが続いていた。「15ホールでパーオンしているのにスコアは75ということもありました。本当にパッティングさえ良ければという日が続いていましたが、今日はパットのフィーリングが良かったです」。
不調だったパッティングが復調した要因は、そもそもヘッドを自分が思っている軌道に上げられていなかったことに気づいたからだ。新しいパターに買い換えることも考えたが、軌道を修正してからはゴルフ自体も上がり調子だ。
「今日は60台で回りたかった思いはあるんですが、この風の中、アンダーパーで回ることはできたので、まあ良かったかなと思っています」とポジティブな言葉が出るのも、調子の良さの裏返しと取れる。
今年2つ目のタイトル奪取に向けて、明日以降もさらに調子を上げてきそうな予感がする。
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