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競技報告
【自己ベストタイの65をマークした藤野蒼來が一気に単独首位浮上】
第2日 競技報告:JGA 写真:T.Matsumoto
スタート直後の3連続バーディで勢いづいた。
首位とは3打差の1オーバー5位タイからスタートした藤野蒼來(鹿児島市立郡山中学2年)が、自己ベストタイとなる7アンダーパー65をマーク。リーダーズボードを駆け上がり、通算6アンダーパーとして2位以下に5打差をつけて単独首位に立った。
特に圧巻だったのはフロントナインだ。出だしの3連続バーディのあと、5番ホールからはなんと4連続バーディ。前半を6アンダーパーの30で折り返した。
「3連続の後に4番ホールもバーディチャンスだったんですが、それが(カップに)蹴られて、流れが切れたかなと思ったんですけど、そこからまた4連続バーディがきて。今日はパッティ
ングが本当に全部決まってくれました」。

8月の1週目に行われた緑の甲子園では悔しい思いをしたという藤野。自身でも初めてと言っていいほど練習に打ち込み、本選手権に照準を合わせてきた。
昨日は風の影響もあってかパーオン率が悪く、2ホールくらいでしかグリーンを捉えることができなかった。それでも耐えるゴルフに徹してなんとか1オーバーパーでホールアウト。その我慢の成果がこの日の65につながったと言える。

昨年大会は2日間通算8オーバーパーの28位タイでギリギリで最終ラウンドに進出した。最終成績は30位タイ。この1年で大きな成長を経てこの舞台に帰ってきた。「明日も60台を目指して、優勝できるように頑張りたいです」。
明日の最終ラウンドは逃げる形になるが、優勝に向けてのプレッシャーの中でどのようなプレーを見せてくれるのか、注目したい。

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