福住修(専修大学3年)が11アンダーパーでつきぬけた第1ラウンド。玉木海凪(東北福祉大学3年)、亀井壮汰(東北福祉大学4年)、小林匠(大阪学院大学1年)、山田玄彩(東海大九州4年)の4人が66ストローク6アンダーパーをマーク、2位タイの好スタートを切った。
この日はティーショットが安定していたと玉木は振り返る。
「ティーショットが安定していて、セカンドショットを確実にフェアウェイから打つことができました。あとミドルパットがよく入ってくれたのでスコアにつながったのかなと思います」悔いが残るのは17番、18番のあがり2ホールを連続ボギーで終えてしまったこと。「17番はラフからフライヤーの計算ミスでバンカーに入れて、最後は左足下がりの微妙な距離でつっかかってしまって、奥まで飛んでしまいました。ちょっとスッキリしないあがり方でしたね」学生日本一を決める本選手権への想いはもちろん強いが、さらに日本アマチュアゴルフ選手権でカットに終わってしてしまったという結果をこの日本学生で晴らしたいという想いが大きい。第2ラウンドの明日は、「目の前の一打に集中して無駄な一打をなくしたい」と話す玉木。それが出来て着実にスコアを伸ばせれば福住の背中も見えてくる。
亀井は、ショットも良くパターが入ってくれて100点に近いゴルフだったと今日のラウンドを振り返った。「全体的に良かったんですけど、特にショットが良かったのでチャンスを多く作れて7バーディを取ることができたと思います。」現在4年生の亀井にとって、今年が最後の日本学生となるが、実は本選手権に出るのは初めて。「日本学生に出場するのは初めてなんですけど、最後に日本学生に出場することができて、しかも第1ラウンドにいいスコアで回れてよかったと思います。でも、出るからには優勝を目指しているので、明日も自分のゴルフをして差をつめていきたいです」自分自身の100パーセントのプレーをすることが、4年最後の日本学生で初出場初優勝の有終の美につながる。
小林はフェアウェイを確実にとらえる安定のティーショットで好スタートを切った。
「ほとんどフェアウェイでティーショットがすごく安定していたし、パッティングもいい感じで安定していたと思います」1年生で初めて出場した日本学生は、小林のこれまでのキャリアでの大会との違いを感じている。「高校までの時と違って、皆さん大人のゴルフというか、僕自身必死についていっている感じなので、とりあえず今日はついていくことができて良かったです」明日以降も安定のティーショットで上位を狙う。
九州学生ゴルフ選手権チャンピオンの山田は序盤のスタート6ホールで4つのバーディラッシュで流れをつかんだ。「6ホールで4つバーディをとれたことで、そこから余裕を持ってラウンドすることができたと思います」後半チャンスを決めきれなかったという部分はあるものの、ティーショットさえもう少し安定してくればまだまだスコアは伸ばせると手応えを感じている。首位を追うポイントとなってくるのは自身の課題としている3~5メートルのパッティングの距離感、そしてドライバーの方向性を修正すること。課題が改善されればさらなるビッグスコアも狙えるはずだ。
首位と5打差は確かに大きいが、まだ4分の1が終わったばかり。2位タイの4名だけでなく優勝争いは最後までわからない。残り3日も日本学生ゴルフ選手権の白熱の優勝争いに期待したい。
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