本選手権の出場選手の内訳を見ると、1年生19人、2年生21人、3年生29人、4年生は30人とやはり上級生の方が多い。その中で、通算8アンダーパーで3位タイにつけたのは1年生の小林匠(大阪学院大学1年)と、2年生の下園航太(同志社大学2年)だ。
「昨日、ティーショットは安定していたが、アイアンショットがブレて、チャンスにつけたのにバーディを取れなかったホールがいくつか。でもその中で6つスコアを伸ばせたのは大きいです」と振り返ったのは1年生の小林。今日は「出だしの1番ホールで3メートルの下りのバーディパットを決めて、良いスタートが切れました」。今日は3バーディ・1ボギーの70でホールアウトし
た。大阪学院大学へは附属高校から進学した小林。「練習環境は全く変わっていませんが、高校生時代に実績がある選手をはじめ23人の同級生がいます。日々の練習の中でライバル意識というか、彼らが目標となっていますね」と普段の練習から良い刺激を持っているという。
ちなみに23人の1年生のうち、今年の本選手権に出場しているのは3人だという。
後半のラウンドに向けては「特に変えることなく平常心でプレーするだけです」と落ち着いた様子で語った。
2年生の下園はこの日、6バーディ・1ボギーのベストスコアタイの67でホールアウトした。「2日間でボギーが1つしかないのは大きいですね。絶対にミスできない場面でミスせずスコアをまとめることができました。チャンスにつけた時もきっちりと決めることができていると思います」ショットの調子は正直よくはない。それをマネジメントでカバーしたラウンドとなった「無理な攻め方はしませんでした。風が強かった中でスコアを伸ばせて良かったです」と2日目を振り返った。
明日以降に向けては「今日の後半、スコアは伸びたけれど、ショットの精度は悪かった。そこを修正して、ショットの質を上げたい」と力強く話してくれた。
実績のある4年生たちが上位につける中、彼ら1年生と2年生がどこまで先輩たちを追い詰めることができるのかにも注目したい。
|