2位タイながら首位の福住修とは5打差をつけられてこの日のスタートを迎えた亀井壮汰。ティーオフが2時間遅れとなり、「体の動きも変わってきているとは感じましたが、うまく対応できました」と話していた。
しかし、いきなりの試練が亀井を襲う。2番でティーショットをOBとしてしまい、いきなりのダブルボギー。それでも必死に立て直しを図る亀井は、6番(パー5)で1つスコアを戻してみせるが、続く7番でボギー。自分の感覚とスコアが合い始めたのは8番のバーディから。続く9番で連続バーディを決めて苦戦の前半をパープレーで凌ぐと、後半10番も奪って3連続バーディを決めて、ようやく流れを取り戻す。その後、14番(パ
ー5)、16番(パー3)でバーディを重ねてダブルボギー先行ながら3アンダーパーにスコアを伸ばしてきた。最終18番は、10メートルのパーパットをねじ込み、69でホールアウト。大荒れの天候同様、スコアも乱高下が激しかったが、順位は2位と変わらず1ストローク差まで詰め寄る結果に、「昨日同様、自分のプレーには100点をあげてもいいと思う」と笑みをこぼす。
「ショットもパッティングもすごく調子が良いので、自分の力を100%発揮できるように組み立てて丁寧にいきたいです」と充実した表情を見せる。今年最後の日本学生の目標は、「4日間69でプレーすること」に定めている。「その目標を達成できるように。優勝スコアを考えるよりも自分のプレーを第一に考えて、明日、明後日とプレーしたい」とこの2日間、着実に目標を達成してきた自分のプレーを信じて、明日のムービングデーを迎える。
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