2023年度(第76回)日本学生ゴルフ選手権は25日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブ((7,056ヤード・パー72)で最終ラウンドを行った。通算15アンダーパーで単独首位スタートの小林匠(大阪学院大学1年)、2打差2位につけた日本アマチュアゴルフランキング1位の杉浦悠太(日本大学4年)、さらに2打差の今年の日本アマチュアゴルフ選手権覇者の中野麟太朗(早稲田大学2年)の最終組は、9時10分に1番ホールをティーオフした。
実力と実績を持つ杉浦と中野に追われるプレッシャーからか小林が2番に続き6番(パー5)でボギーを叩く中、杉浦が1番でバーディを奪取。中野も5、7番のバーディで小林を追い詰める
。しかし、小林は8番からの3連続バーディで流れを引き戻すと、11番(パー3)でボギーを叩くがバウンスバックを決める。追走する杉浦は14番で痛恨のボギーを叩き、一歩後退。かわって中野が15番からの連続バーディで小林を捉える白熱した戦いとなった。
勝負の分かれ目となったのは、17番(パー4)。このホールでバーディを決めた小林が、中野に1打リードを奪い、単独首位に立つと、最終ホールは最終組の3選手全員がバーディフィニッシュ。小林匠が通算18アンダーパーで大熱戦を制し、初出場初優勝を果たした。1打差の2位は中野、杉浦は3打差の通算15アンダーパーの3位で最後の日本学生を終えた。
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