今年の関西女子学生ゴルフ選手権で3位入賞の長田莉子(大手前大学3年)が安定したプレーを見せて2位と好スタートを切った。
10番ホールからティーオフした長田は、11番(パー3)でボギーが先行したものの、13番でバーディを奪取。18番(パー5)でもしっかりとバーディを決めて前半を1アンダーパーで終えると、後半10番でもバーディを重ねる。その後も5番でこの日4つ目のバーディを決め、4バーディ・1ボギーの69でホールアウト。首位と1打差の3アンダーパーに、ホールアウト後は笑顔を見せた。練習ラウンドからグリーンの芝目が強いと感じていたという長田。
第1ラウンドも長い距離のパットは決められなか
ったというが、要所で好調なアイアンショットでチャンスを作り、4バーディに繋げた。「今日は2打目のアイアンショットが良かったです。セカンドショットでピンに寄せられたホールは、しっかりとチャンスを物にできました」と満足げ。
本選手権は3年連続3度目の出場で、初出場がカット、昨年は8位と徐々に順位を上げてきている。関西女子学生でも歳を重ねるごとに順位を上げており、一歩ずつ着実に実力をつけてきていることがわかる。それだけに、今年は自己最高順位の更新、そして優勝という文字も目標に見えてくる。
「首位と1打差ですが、このコースは伸ばさないと上位にはいかれない。なるべくバーディを獲れるように、パッティングの調整をしたい」と、練習グリーンに向かう。落ち着いた語り口同様、プレーぶりも安定している長田。最後までこの落ち着きを失くさずにプレーができれば、初の日本タイトルも夢ではなくなるだろう。
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