2023年度(第59回)日本女子学生ゴルフ選手権第1ラウンドは23日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブ(6,515ヤード・パー72)にて49名の選手が出場して行われた。9時にティーオフする予定だったが、雷雲接近のため2時間スタートが遅れた。
そんな中で高木美咲(明治大学4年)が6バーディ・2ボギーの4アンダーパー68をマークして、首位に立った。2位には1打差で長田莉子(大手前大学3年)、飯村知紗(日本大学4年)の2人が並び、さらに1打差で櫻井梨央(日本大学 2年)が続いている。
6月の日本女子アマチュアゴルフ選手権ではまさかのカット似終わった橋本美月(東北福祉大学3年)は、試行錯誤を
しながらも体勢を立て直してきた。この日は4バーディ・3ボギーの1アンダーパー71とまとめ、5位タイにつけた。「ショットで大きなミスをしたところでボギーにしてしまった。調整するべき点は明確なので、しっかり調整して明日に臨みたい」と準備万端という感じだ。
「今でも1年の時のことを思い出すと悔しい」というのは、2年前の本選手権で優勝した星川ひなのと2打差の2位で終わったことだ。その後、その悔しさを晴らすかのようにアジアパシフィック女子アマチュア選手権に優勝し、翌年はオーガスタナショナル女子アマ、全英女子オープン、エビアン選手権と海外の試合を経験し、クイーンシリキットカップアジア太平洋女子招待ゴルフチーム選手権では団体・個人とも優勝する活躍を見せてきた。
今年もオーストラリアアマチュア選手権に優勝、ネイバーズトロフィーチーム選手権でも日本チーム優勝に大きく貢献した。これだけの実績を残しているが、不思議と「日本」タイトルは、まだ手にしていない。昨年はエスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権に日本代表として出場したために本選手権は欠場した。今年は2年前の雪辱を晴らすいいチャンスが巡ってきた。明日も「ガッツあるゴルフをしていきたい。獲れるところを獲ってスコアを伸していきたい」と優勝を狙う。
なお、本選手権は36ホール終了時点で25位タイまでの選手が第3ラウンドに進出する。
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