関西女子学生ゴルフ選手権を連覇している永田加奈恵(近畿大学4年)。今年が最後となる日本女子学生ゴルフ選手権で第2ラウンドを終えて首位グループと3打差の5位タイグループと好位置で最終ラウンドを迎える。
第1ラウンドはパ―プレーとスコアを伸ばせずに13位タイとやや出遅れた永田だった。この日も「調子は悪くなかった」と前半からチャンスを作るが、ことごとくパッティングが決まらずスコアカード通りのプレーと足踏みが続いた。まんじりともしない展開が動いたのは、14ホール目。5番ホールでバーディを先行させる。7番でボギーを叩いたもののすぐにバウンスバックを決めると最終9番もこれまでの鬱憤を晴らすかのように
パッティングを決めて連続バーディでフィニッシュ。この日3バーディ・1ボギーの70でホールアウトし、通算2アンダーパーで首位と3打差の5位タイに浮上した。
「最後の最後で連続バーディを決めて。粘り切ってスコアを伸ばすことが出来ました」と充実した表情で話す永田。本選手権には2021年から連続出場だが、過去2回は「2日目のプレーを終えて良い順位につけていたのに、最終ラウンドでスコアを落としてしまって…」7位と悔しい結果に終わってきた。今年4回生の永田にとって最後の日本女子学生ゴルフ選手権。すでにプロテストも受験している永田には、日本タイトルへの思いの外に、「日本女子学生に優勝したいという気持ちは強いです。最終プロテストからの受験にもなりますし。それも大きなモチベーションになっています」と、自分の未来を切り開くために、ぜひとも優勝という最高の成績を残したいところ。
これまで苦戦が続いてきた最終ラウンドも「明日は、最後の最後まで絶対に諦めずにプレーすることを目標に頑張りたい。ポイントはグリーン上です。きつい芝目をしっかりと読んで、最後パッティングを決められるように頑張りたい」と意気込む。関西女子学生連覇のプライドを持って、最後のチャンスにかける思いは強い。
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