2023年度(第59回)日本女子学生ゴルフ選手権第3ラウンドは25日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブ(6,515ヤード・パー72)で25名の選手が出場して行われ、首位と4打差でスタートした坂下一葉(大阪学院大学2年)が4バーディ・ノーボギーの4アンダーパー68をマークし、通算5アンダーパーで逆転初優勝を決めた。
1打差の2位には、園田結莉亜(東北福祉大学4年)、橋本美月(東北福祉大学3年)の2人が入賞。首位タイでスタートした益田世梨(東北福祉大学3年)は74とスコアを落とし、通算3アンダーパーで高野愛姫(日本大学1年)とともに4位タイ。東北福祉大勢にとっては、悔しい結果に終わった。特に橋
本は17番でバーディを奪い、2位に1打差をつけて単独首位で最終ホールを迎えた。バンカーからの第3打がグリーン手前にショートし、そこからのアプローチを寄せられず、パーをセーブできず。バーディを奪った坂下に逆転されただけに、悔やまれる。
また同じく首位タイでスタートした山本瑠奈(日本大学1年)は76と崩れ、通算1アンダーパーの8位に終わった。
優勝した坂下は「今年初めての日本女子学生出場で、優勝することを目標にしていたので、できて嬉しいです」と喜んだ。これまでにジュニア時代も含めて、全国レベルの大会にはほとんど出場経験がなかった。それだけに、本選手権で見事に初出場初優勝を決めた喜びも大きい。大阪学院大学の選手が本選手権に優勝するのは、2010年大堀薫以来13年ぶり2度目。ちなみに男子の日本学生ゴルフ選手権も同じ大阪学院大学1年の小林匠が優勝し、男女とも大阪学院大学の選手が優勝した。
なお、来年の大会は、8月21日から3日間、兵庫県の加古川ゴルフ倶楽部で開催される。
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