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競技報告
【坂下一葉が最終ラウンド唯一人のノーボギーで日本女子学生チャンピオンの栄冠を勝ち取る】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
勝負を決めた18番ホールでの会心のショット
7時00分、1番ホールスタート第1組でスタートした坂下一葉(大阪学院大学2年)が、この日唯一人のノーボギーとなる、4バーディーノーボギーの68、通算5アンダーパーでフィニッシュ。2組目以降の選手たちから抜かれることなく逆転優勝を飾った。2010年大会を制した大堀薫以来、2人目となる大阪学院大学から日本女子学生チャンピオンが生まれた瞬間だった。

2年生で初めて出場した本選手権で優勝という快挙を成し遂げた坂下に話を聞いた。
「素直に嬉しいです。目標にしていたので達成することができて本当に嬉しいです」
これまで本選手権のような日本タイトルに出場したことはなく、大阪学院大学高校で団体優勝、昨
年大学で団体優勝した経験はあったが、個人としては初めて日本一の称号を勝ち取ることができた。

4打差で最終ラウンドを迎えたスタート時、第1組ということもあり優勝は意識もせず、いつも通りを心がけた。その結果、集中力が研ぎ澄まされノーボギーのラウンドに繋がったのだろう。

会心のショットは最終18番ホールの3打目。70ヤードを52度のウェッジで、軽めにおさえたショットを30センチにつけてバーディを奪った。
奇しくも、同じ組で18番ホールを通算5アンダーパーで迎えていた橋本美月がボギーをたたき最終ホールで逆転。まさに優勝を手繰り寄せた1打だった。
ナショナルチームで活躍する橋本との優勝争いにも「特に意識はしませんでした」という通り、いつも通りができたことが大きかった。

坂下の得意なクラブはパター。「パターが好きですし、得意でもあります」。
将来はプロゴルファーになってツアー1勝を飾ることが目標だそうだが、同級生にはすでにプロの世界でツアー2勝を挙げている川﨑春花がいた。当然川﨑の活躍には刺激を受けているそうだ。「追いつこうじゃないですけど、私も頑張ろうという気になります」
優勝が決まった後、川﨑からもお祝いのメッセージが届いたそうだ。

プロを目指す坂下にとって、本選手権優勝者に与えられる最終プロテストから受験できることは大きい。昨年、日本女子学生ゴルフ選手権で優勝してその後プロテストに合格した、当時日本大学1年生の小暮千広に続きたいところだ。
「プロテスト受けたいと思っていますし、それを目標にしていました」

プロテストに加えもう一つ大きな目標がある。上位3位までの選手に、来週行われる日本女子オープン最終予選への出場権が与えられ、そこからの本選出場を目指す。これまでステップアップツアーの出場はあったがレギュラーツアーの出場はない。学生チャンピオンの勢いそのままに、日本女子オープン本選出場もつかみ取りたい。

今後の坂下の活躍に期待したい。

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