5大会連続で本選手権出場のベテラン、木田正彦が3打差の2位と好位置につけた。10番ホールからティーオフした木田は、14、15番で連続バーディを奪う。16番をボギーとしたが、前半で1つスコアを伸ばす。風が強くなり始めた後半は、ベテランらしい粘りのプレーで4番までパーセーブを続けると5番(パー5)でバーディ。最終ホールでボギーを叩いてしまう。本人は「ラッキーもあった」と謙遜するが、3バーディ・2ボギーの安定したプレーが光った。
2020年の日本シニアオープンゴルフ選手権でローアマチュアを獲得している木田だが、本選手権は4度の出場で最高順位は昨年の6位タイとあと一歩上位に食い込めていない。「自分も今年60歳。この試合が人生の中でメインと考えているし、思い入れもある」と、本選手権への強い思いを胸に、第2ラウンドも今日のようなステディーなプレーで、優勝争いの一角に食い込みたいところだ。
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