ホールアウト後、阪幸樹は、「昨日のプレーは忘れて、自分の中ではリセットして第2ラウンドに挑みました」と語り、「前半の途中に2つボギーが先行したけど、18番ホールでバーディを獲ることができました」と前半の9ホールのプレーを振り返った。
しかし、ハーフターン直後、1番ホールのティーショットは無情にも右のOBへ吸い込まれてダブルボギーに。続く2番でもボギーを喫してしまう。改めて「冷静さを取り戻さないとダメだ」、と自分に言い聞かせた阪は3番ホールでバーディを奪取。最終ホールもバーディフィニッシュで、なんとか優勝争いに踏みとどまった。
「到底敵わない相手であることは理解している。それでも明日
は雨で、飛距離では自分に分があることは分かっている。何が起こるかわからないのが勝負ごと」と、百戦錬磨の豊島を相手に一歩も引く気はない。「ティーショットを曲げずに、しっかりグリーンをキャッチしていきたい。バーディパットを多く打てた者が勝つと思う。この数日間でどうやってグリーンに止められるか分かってきた」と、最終ラウンドに向けて意気込みを話した。
明日は“ストップ豊島”を目指し、阪の長い1日が待っている。
|