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+ ゴルフルールコラム(18):超過クラブ違反のマッチプレーでの罰則 |
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[2009/03/16] |
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前回、ストロークプレーで他の競技者のクラブを使用した場合について説明しましたが、規則4-4aは超過クラブについても規定しています。
ご存知の通り、ゴルフでは14本を越えるクラブを持ってプレーすることはできません。うっかり、15本以上のクラブを持ってスタートしてしまった場合、ストロークプレーでは違反のあった各ホールに2打の罰が課せられ、1ラウンド最高4打の罰を受けることになります。
例えば、うっかり15本のクラブを持ってスタートし、18番で初めてその事実に気づいた場合、1番と2番の各ホールのスコアに2打の罰が課せられることになります。
他人のクラブを使った場合、超過クラブを持ってプレーした場合を規定するこの規則4-4a違反の罰則はマッチプレーではまったく違う考え方が採用されています。
規則4-4a違反のマッチプレーの罰則は次のように規程されています。
「違反が発見されたホールを終えた時点でのマッチの状態を、違反があった各ホールについて1ホールずつ差し引いて調整する。ただし、差し引くのは1ラウンドにつき最高2ホールまで。」
Aさんと、Bさんのマッチプレーを事例に挙げて説明します。
Aさんは1番ホールに勝ち、1番を終えてのマッチの状態はAさんの1アップでした。しかし2番ホールをプレーする前に、Bさんが実は15本のクラブを持ってスタートしていたことが発覚しました。Bさんは規則4-4aに違反したわけです。
この場合、1番ホールを終えてのマッチの状態、つまりAさんの1アップについて1番でのBさんの違反を1ホール差し引くことになります。その結果、Aさんは1番を終えて、2アップということになります。
まだ、1ホールしかマッチを終えていないのに、Aが2アップというのはおかしくないか?という疑問を持つ方もおられるかもしれませんが、規則4-4aの罰はあくまでも、マッチの状態を違反があったホール数分で調整するという考え方を採用しているのです。
例えば、Aさんが1,番、2番を勝ち、2番ホールを終えて2アップだつた場合で、Bさんが1番、2番で超過クラブの違反をしていた場合、2ホール分を差し引いて調整するので、Aは2番ホールを終えて4アップということになるのです。
この罰の調整の事例は裁定4-4a/9に記載されていますのでご参照下さい。
規則4-4aクラブの選定と補充
裁定4-4a/9 超過クラブの罰の具体的例示(マッチプレーの場合)
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