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パリオリンピック2024女子ゴルフ競技が閉幕。山下美夢有が4位タイ、笹生優花は54位タイ

Lydia Koが通算-10で悲願の金メダルを獲得

左から笹生優花、服部道子女子コーチ、山下美夢有

フランス・パリ郊外のル・ゴルフナショナルで行われたパリオリンピック2024女子ゴルフ競技が8月10日に閉幕。通算9アンダーパーの首位タイでスタートしたLydia Ko(ニュージーランド)が4バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの71でホールアウトし、通算10アンダーパーで悲願の金メダルを獲得。リオ五輪で銀メダル、東京五輪で銅メダルとあと一歩で逃してきた金メダルを手にしました。2打差で銀メダルはEsther Henseleit(ドイツ)、さらに1打差の通算7アンダーパーでXiyu Linが銅メダルを獲得しました。日本代表の山下美夢有は5バーディ・2ボギー・2ダブルボギーの1オーバーパーでホールアウト。通算6アンダーパーでBianca Padgangana(フィリピン)、Hannah Green(オーストラリア)、Amy Yang(韓国)とともに4位タイ。笹生優花は最終ラウンドも3つのダブルボギーを叩くなど苦戦。10ストロークスコアを落とし通算17オーバーパーの54位に終わりました。

●パリオリンピック2024女子ゴルフ競技の成績はこちら

最終ラウンドを首位と2打差の3位タイとメダル圏内でスタートした山下。2番でバーディを先行させたものの、6番から連続ボギー。8番でバーディを奪い返しましたが、9番(パー5)でアプローチに苦しみダブルボギーと前半で2つスコアを落としてしまいました。得意とする後半。14番(パー5)で2打目をグリーンサイドまで運びバーディを決めると、15番では6メートルを決めて連続バーディ。この時点で2位タイに順位を上げて女子日本代表の2大会連続メダル獲得に期待が高まりましたが、続く16番(パー3)でティーショットを池に落としてしまい、痛恨のダブルボギーを喫して7位タイに後退。それでもメダル獲得に執念を燃やす山下は、最終18番(パー5)で2オンに成功。決めれば3位タイとなる10メートルのイーグルパットに臨みましたが、惜しくも決められずバーディフィニッシュ。通算6アンダーパーで3位と1打差の4位タイで初めてのオリンピックを終えました。

通算6アンダーパーで4位タイの山下美夢有(提供:IGF)
通算17オーバーパーで54位の笹生優花(提供:IGF)

メダル争いは、リオ五輪で銀メダル、東京五輪では稲見萌寧とのプレーオフに惜敗して銅メダルを獲得しているLydia Koがボギースタートも3番のバーディでスコアを戻すと安定したショットを見せて7、9番でバーディを奪取し、首位をキープ。後半も隙のないプレーを見せていましたが、13番で2打目を池に打ち込みダブルボギーとして、後続に差を詰められました。しかし、その後は落ち着きを取り戻し、最終18番でバーディ。この日4バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの1アンダーパーでプレーを終え、通算10アンダーパーで3大会連続のメダル獲得の偉業達成を金メダルで華を添えました。

通算10アンダーパーで3大会連続メダル獲得の偉業を金メダルで達成したLydia Ko(提供:IGF)
左から銀メダルのEsther Henseleit(ドイツ)、金メダルのLdyia Ko(ニュージーランド)、銅メダルのXiyu Lin(中国)(提供:IGF)

女子ゴルフ日本代表は、惜しくも2大会連続のメダル獲得を逃しましたが、皆さんの期待を背負い精一杯のプレーで4日間を戦い抜きました。女子ゴルフ日本代表への皆さまの応援に心より感謝申し上げます。

JGAは、2028年のロスオリンピックに向けて、ナショナルチームの強化やルーキープログラムの推進など強化策をさらに充実させてまいります。

これからもJGAの競技者強化事業にご理解とご支援をお願いいたします。

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