NEWSニュース

Championship News競技ニュース

全米女子オープン日本予選が終了し5名の本選出場者が決定。通算–6でサイ・ペイインが首位通過を決める

2025年度(第80回)全米女子オープンゴルフ選手権予選」は22日、千葉県長生郡睦沢町の房総カントリークラブ房総ゴルフ場で129名(内アマチュア37名)が出場し36ホール・ストロークプレーが行われ、アメリカ・ウィスコンシン州のエリンヒルズで開催される本選出場者5名が決定した。

●全米女子オープンゴルフ選手権日本予選の成績はこちら

第1ラウンドで東コースをプレーして2アンダーパーとしたサイ・ペイインが西コースのプレーとなった後半のラウンドで6バーディ・2ボギーの68をマーク。通算6アンダーパーで首位通過を果たした。第2ラウンドを首位タイでスタートした林菜乃子は、両ラウンドで2アンダーパーを揃えて7位から順位を上げた池羽陽向とともに2打差の2位タイで本選出場権を獲得。4位には最終ホールでバーディを決めた泉田琴菜が入った。残り1枠を巡る争いは通算2アンダーパーで5位グループの薮下真衣、長澤愛羅と木村葉月の2人のアマチュアの3名によるプレーオフに持ち込まれ、1ホール目でバーディを決めた長澤が獲得した。

第1ラウンドで東コースをプレーして2アンダーパーとしたサイ・ペイインが西コースのプレーとなった後半のラウンドで6バーディ・2ボギーの68をマーク。通算6アンダーパーで首位通過を果たした。第2ラウンドを首位タイでスタートした林菜乃子は、両ラウンドで2アンダーパーを揃えて7位から順位を上げた池羽陽向とともに2打差の2位タイで本選出場権を獲得。4位には最終ホールでバーディを決めた泉田琴菜が入った。残り1枠を巡る争いは通算2アンダーパーで5位グループの薮下真衣、長澤愛羅と木村葉月の2人のアマチュアの3名によるプレーオフに持ち込まれ、1ホール目でバーディを決めた長澤が獲得した。

昨年に続いて日本予選を勝ち抜いて全米女子オープンの切符を手にしたサイ・ペイインは、「本当に嬉しいですね。最初の東コースを2アンダーパーでプレーして。西コースは自分のベストが68だったので、自己ベストを出せたらワンチャンあるかなと思っていた」と笑顔。「去年のリベンジをしたいです。自分の成長が予選通過に近づけると思っているので、楽しみです」と昨年カットに終わった雪辱を期した。

通算6アンダーパーでトップ通過のサイ・ペイイン

林菜乃子は、1日で36ホールをプレーするのは初めてと、「足がつりそうでしたが、すごく納得できるゴルフができました。自分のキャリアの中で世界のメジャーに出たいというのがすごくあります。今年自分で立てた目標の中で、この予選会を通りたいというのがあったので自信になりました」と疲労を感じさせながらも今日のプレーに自信を深めたよう。「本選も良い成績を出したいですが、世界の色んな選手のプレーを見ることができるのが楽しみ。自分のもっているカードで戦って、学びをもって帰ってこられるように」と、夢舞台に心を踊らせた。

通算4アンダーパー 2位タイ通過の林菜乃子

池羽陽向は、第1ラウンドでプレーした東コースの11番から3連続バーディを奪取するなど安定した内容で初の本選出場資格を手にした。「去年、一昨年も予選会に出場しましたが、5人の中に入れるとは思っていなかった」と嬉しさと驚きの表情も、「今年はオーストラリアに行ったりして、もっと海外の試合に出たいと思っていて。今回は絶対に通過したいと思っていた」と強い思いが結果に結びついた。先週のJLPGAツアーでプロ初優勝の佐久間朱莉とは同学年で同じジャンボアカデミーで研鑽を積んでいる池羽。「マネジメントで淡々とプレーするタイプです。満遍なく全てのクラブが得意」と自分のゴルフを最大限に表現して掴んだ全米女子オープン本選。「実感は湧きません」と話していたが、先にプロ初優勝をあげた好敵手に負けず今日のプレーを自身につなげて世界最高峰の舞台でも堅実なプレーを見せてほしい。

2位タイ通過の池羽陽向

36ホール目のバーディで混戦から抜け出してプレーオフを免れ、本選出場を決めた泉田琴菜。まさに値千金のパッティングは上り6メートルぐらいのスライスライン。「前半は結構パッティングに苦しみましたが、後半は助けられました」と笑顔を見せた。高校時代から憧れていたという全米女子オープン。「今年、だめだったら諦めようと」と背水の陣で臨んだ姿勢が最後のバーディにつながったのかもしれない。「とにかく上位に入りたいです。本選まで日本での試合もあるので、自分の気持ちに負けずにやっていきたいと思います」と、本選への強い気持ちを語った。

通算3アンダーパー 4位通過の泉田琴菜

最後の1枠を勝ち取ったのは、JGAナショナルチームメンバーの長澤愛羅。西コースの第1ラウンドで5バーディ・1ボギーの68をマークして首位タイと好スタートを切った長澤だったが、東コースの第2ラウンドはボギーが先行する苦しい流れに。結局2つスコアを落として「落ちちゃったかなと思っていました」と諦めもあったというが、時間が経つにつれて強さを増していた風が長澤には追い風になった。「強風の中で皆さんがスコアを伸ばせなかったようで。プレーオフと聞いてびっくりしました」と残り1枠を争う3人のプレーオフに名を連ねた。その1ホール目、絶対に通る気持ちでプレーしたという長澤は、2.5メートルをねじ込んで最後の切符を掴んだ。長澤は、2022年日本ジュニアゴルフ選手権女子12~14歳の部を制し、2024年にJGAナショナルチームメンバー入り。その年には15~17歳の部で優勝するなど同世代のプレーヤーを牽引する選手の一人として、将来の活躍が期待されている。ナショナルチームで国際競技にも出場し、様々な環境でのプレーを経験することで「アプローチとパッティングが課題ですが、色んなコースでプレーすることで克服しつつあります。海外での試合が自信につながっています」と、その可能性を大きく広げている。初めての全米女子オープンには「不安ばかりです。自分の技術が足りないのはわかっていますし、英語もあまりわかりません。本選まで1ヶ月ですが、技術も頑張りたい。全米女子オープンが良い経験になればいいです。順位の目標はありません」と、揺れる気持ちを隠せないが、最高峰の舞台はきっと長澤にとって新たな世界を見せてくれるに違いない。

通算2アンダーパーで3人のプレーオフを勝ち抜いた長澤愛羅

おすすめ記事

新着記事

  • ハンディキャップインデックス査定システム J-sysとは
  • JGA個人会員募集
  • 世界アマチュアゴルフランキング
  • JGA主催オープン競技ロゴダウンロード
  • もっと知りたい、ゴルフのこと GOLFPEDIA
  • CLEAN SPORT Athlete Site クリーンスポーツ・アスリートサイト JADA
  • アスリートの盗撮・写真・動画の悪用、悪質なSNS投稿は卑劣な行動です。
  • JOCオリンピック選手強化寄付プログラム
  • 日本ゴルフサミット会議
  • 経済構造実態調査
  • その道のりに、賞賛を STOP誹謗中傷