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第106回 全米オープンゴルフ選手権セクショナルクオリファイ(最終予選)

谷口 徹
深堀圭一郎
高山忠洋

日本オープン歴代優勝者の谷口徹と深堀圭一郎がその実力を見せつけて本選通過を果たした。トップ通過の谷口は、前半1ラウンドはチャンスにつけながらもパットが決まらず「苦しいゴルフだった」と言うとおり、2アンダーパー70。この時点で5位タイにつけていた。
後半、スタート前に速報ボードを確認し、「7アンダーパーなら通過できる」と予想してスタート。その目標に向かって得意の猛チャージを見せた。1番、2番の連続バーディーを含む3バーディーで一気にスコアを5アンダーパーに伸ばすと、後半も11番、14番でバーディー。圧巻は15番(パー5)。残り240ヤードの2打目を4番ウッドで3メートルにつけるとこのパットも決めてイーグルを奪う。このホールで9アンダーパーにすると、最終ホールでボギーとしたものの、余裕でトップ通過を果たした。

一方、深堀は、「最近、コンディションも悪くドライバーショットがつかまっていない。この調子だから、昨年のようにプレーオフだけは嫌だった」と話していたが、深堀自身が6アンダーパーでホールアウトした時点では、まさに当落線上。その後の選手がスコアを伸ばせず2位で本選通過を果たした。

最後の一枠は、通算5アンダーパーで並んだ高山忠洋と2002年の日本オープンチャンピオンのD.スメイルのプレーオフに持ち込まれた。プレーオフは1ホール目の15番でスメイルがパーだったのに対し、高山がバーディーを奪い決着。この瞬間に高山は、初の全米オープン行きの切符を手中に収めた。

【8アンダーパー136でトップ通過の谷口徹】
「前半の1ラウンドは、簡単なラインにつけているのにパットが入らず苦しかった。後半のラウンドが始まる前に速報ボードを確認した時、7アンダーパーを出せば本選に行けると思ったので、15番でイーグルを奪って9アンダーパーまでスコアを伸ばせて、これで予選通過ができると。東京ゴルフ倶楽部は日本オープンでカットだったりして、印象が良くなかったけど、今日は良いゴルフが出来ました。今回で全米オープンは4度目の出場です。いままでは、オリンピックの精神で出場することに意義があると考えていましたが、今年は、最低でも20位入賞を目指して頑張りたい。今年の本選のコースはすごく距離が長いので、ウッドを5本(1番、4番、5番、7番、9番)をバッグに入れていく予定です。」

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