9月21日~24日に千葉県山武郡のカレドニアン・ゴルフクラブが舞台で開催されたアジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップ2017は、首位と1打差で最終ラウンドをスタートした片岡大育が最終ラウンドで4バーディ・3ボギーの70と1つスコアを伸ばし、通算12アンダーパーで本大会初優勝を果たし、ツアー通算3勝目を飾った。なお、唯一人後半のラウンドに進出した中島啓太が通算11オーバーパーで全体の63位でローアマチュアを獲得した。
リンクスのコースと近代型戦略思想をミックスしたモダン・クラシックの趣を持つ難コースとして知られるカレドニアン・ゴルフクラブ。2000年には日本プロゴルフ選手権が介されている千葉県を代表する名コースだ。アジア太平洋地域のトップを決するにふさわしい舞台に仕上げられた同クラブで開幕した第1ラウンドから、素晴らしいプレーが繰り広げられた。トップに立ったのは、自己ベストを更新する62をマークした高山忠洋。2打差の2位に金庚泰がつける高レベルのスタートとなった。
第2ラウンドでもスコアを伸ばしたのは首位の高山。高山はこの日5バーディ・ノーボギーの隙きのないゴルフで通算14アンダーパーにスコアを伸ばし首位を堅守。2位タイグループの今平周吾らに6打差をつけて独走態勢に入った。なお、この日カットが行われ、通算イーブンパー54位タイの63名が後半のラウンド進出を決めた。なお、アマチュアでは中島啓太が唯一人後半のラウンドに駒を進めた。
ムービングデーの第3ラウンドだったが、厳しいホールロケーションもあってか、上位陣のスコアは伸び悩む。トップの高山が13番からの3連続ボギーなどで2つスコアを落とし通算12アンダーパーとすると、今季アジアンツアー2勝のタイの新鋭、P.サクサンシンが後半4つのバーディで67とスコアを伸ばして高山を捉える。1打差の3位にはこの日ベストスコアの66を叩き出した片岡大育、さらに3打差の4位タイには今平周吾ら3人と優勝争いは混戦模様となった。
迎えた勝負の最終ラウンド。首位タイスタートの高山が前半で2つスコアを落とすと、サクサンシンも9番ホールでまさかのトリプルボギーを喫してしまう。1打差で後を追う片岡も前半で1つスコアを落とし、優勝争いは更に混迷を極めていく。混沌とした状況を抜け出したのは、片岡。後半、12番でボギーを叩いたものの、14番でバーディを奪うと、16、17番で連続バーディを決めてこの日70でホールアウト。通算12アンダーパーで2位タイの高山とサクサンシンに2打差をつけて本大会初優勝を果たし、ツアー通算3勝目を飾った。
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