「2019年全米女子オープンゴルフ選手権セクショナルクオリファイング(最終予選)」が4月22日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブで開催され、岡山絵里、アマチュアの吉田優利と上野菜々子、天本遥香の4名が5月30日からアメリカ・サウスカロライナ州のチャールストンカントリークラブで開催される本選出場資格を勝ち取った。
36ホール・ストロークプレーで行われた最終予選には、102名の選手が出場。第1ラウンドで首位に立ったのは、東コースをプレーした吉田優利。ショットが好調な安定したプレーで4アンダーパーをマークした吉田は、2位以下に3打差をつけて試合をリードする。後半、疲れが出たのかショットの乱れが出て前半で3ボギーを叩いたが、コントロールショットを多用する作戦に転じたのが奏功して76と粘りきり、通算1アンダーパーで2位通過を決め「ゴルファーの中で1番の大会と思っている全米女子オープンに出場したかった。スコア的には満足できませんが、結果が全てなので。通過したという結果は100点」と笑顔を見せた。
その吉田を逆転してトップ通過を果たしたのは、岡山絵里。吉田同様に東コースからスタートした岡山は前半、2アンダーパーをマーク。後半も硬く早いグリーンに手こずりながら1バーディ・1ボギーのパープレーで凌ぎ通算2アンダーパーでフィニッシュ。「全米女子オープンでは自分がネットで見ている選手たちと一緒にプレーできると思うと、楽しみしか無い」と笑顔が弾けた。
通算2オーバーパーの3位タイで通過を決めたのは、天本遥香とアマチュアの上野菜々子。天本は、西コースをプレーした第1ラウンドを2オーバーパーの12位タイで終えると、後半をパープレーで初の全米女子オープンの切符を手に入れた。「久しぶりの試合で、これまで練習してきたことがどれだけ出来るのかを課題に臨んだ。出来たところと出来なかったところはあったけれど、その中でも自分のプレーを見失わずに出来た」と満足げな表情。ステップアップツアーを主戦場にしている天本にとって、全米女子オープンは、未知の世界。「テレビでのイメージしか無い。行ってどうなるか…多分興奮すると思います。自分の中では挑戦ですが、どこまでやれるのか楽しみです」と、世界のメジャーの舞台に思いを馳せた。
上野菜々子は、西コースの第1ラウンドで4オーバーパーとスコアを落とし、本選への道のりが険しくなっていた。しかし、後半のラウンドで2アンダーパーと盛り返し、最後の枠に滑り込んだ。「嬉しいの一言です。第1ラウンドの途中で6オーバーパーまでスコアを落として…通算2オーバーパーではダメだと思っていた」と諦めかけたメジャー出場のチャンスを手にした喜びと安堵が入り混じった表情を見せた。「憧れの地のアメリカでの試合に立てるなんて嬉しい」と喜びを爆発させた。
なお、本最終予選終了後、補欠1番を決めるプレーオフを勝ち抜いた新垣比菜も本選出場資格を獲得した。
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