11月19日から21日までの3日間、香港のディスカバリーベイ・ゴルフクラブで開催された2014年アジアパシフィックシニアアマチュアゴルフ選手権。20年ぶりの出場となった日本チームを含め、本選手権にはアジア太平洋地域の20か国116名が出場。アマチュアシニアゴルファーアジア太平洋地域ナンバー1を決める熱戦が繰り広げられた。個人戦では、松本新語(久米)がアンドリュ・マッキクニーが218ストロークで首位タイに並び、優勝争いはプレーオフにもつれ込む大熱戦に。このプレーオフは両者譲らず、6ホールの激闘となり、松本がパーをセーブし、ボギーを叩いたマッキクニーを下し、個人戦優勝の快挙を達成した。また、各国上位4名の合計スコアで争われた国別団体戦でも、優勝のオーストラリア、2位のニュージーランドに続き、日本が3位入賞を果たし、日本選手の競技レベルの高さを証明する大会となった。
20年ぶりのアジアパシフィックシニアアマチュアゴルフ選手権に出場となった日本選手。選手団は2012年、2013年の日本シニアゴルフ選手権チャンピオンの松本新語をエースに、亀井隆(唐沢)、姜優(城陽)、諏澤一(笠岡)、松井幸男(朽木)、冨田久三(静ヒルズ)の日本国内を代表するトップアマチュア6名でチームを編成し、3日間54ホール・ストロークプレーに臨んだ。混戦模様となった個人戦は、最終ラウンド個人戦3位からスタートした松本が最終18番ホールで5メートルのバーディパットを見事に沈めて、通算218ストロークでホールアウト。首位をいくマッキクニーの結果を待つ。そのマッキクニーが1打リードで迎えた最終ホールでまさかの3パットのミスでボギーを叩き、両者が首位タイに並び、勝敗はプレーオフで決することとなった。プレーオフはお互い譲らず、6ホールまで激闘が続く。その6ホール目の3番(パー4)で松本がパーをセーブしたのに対し、マッキクニーがボギーを叩き決着。松本が嬉しい初優勝を決めた。
また、同時に行われていた国別団体戦でも、通算チームスコア895ストロークで、優勝のオーストラリアに24打差、準優勝のニュージーランドに22打差ながら3位入賞を果たした。
プレーオフの末に個人戦優勝を果たした松本は、「初めて参加した海外での試合で優勝出来て、アジア太平洋用地域のシニアナンバーワンになれたことを、とてもうれしく思う。この大会を通じて参加各国の選手と交流できたことはとても有意義だった。また、国別団体戦も3位に入ることが出来、アジア太平洋の参加国に日本の実力を十分アピールできたと思う。また来年の日本チームのメンバーとして、是非参加したい」と優勝スピーチで喜びを語った。
なお、来年の本選手権は10月に中国の青島で開催されることが決定した。
【個人戦の結果】
優勝 | 松本 新語(久米CC) | 218 (73、74、71) |
9位 | 亀井 隆(唐沢GC) | 222 (71、78、73) |
19位T | 姜 優(城陽CC) | 229 (76、78、75) |
30位 | 冨田 久三(静ヒルズCC) | 237 (81、79、77) |
22位 | 諏澤 一(笠岡CC) | 231 (78、77、76) |
29位 | 松井 幸男(朽木GC) | 236 (83、73、80) |
【国別対抗戦 (上位4名のスコア)】
1位 | オーストラリア | 871 |
2位 | ニュージーランド | 873 |
3位 | 日本 | 895 |
4位 | フィリピン | 933 |
5位 | 香港 | 936 |
6位 | インド | 955 |
7位 | 香港2 | 966 |
8位 | 台湾 | 1004 |
9位 | 韓国 | 1005 |
10位 | シンガポール | 1019 |
11位 | パキスタン | 1029 |
12位 | グアム | 1154 |
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