1月12日(金)、当協会を始めゴルフ関連団体16団体のほか報道各社など約650名が出席し、東京全日空ホテルにおいて「2007年 ゴルフ新年会」が盛大に開催された。
ゴルフ新年会は、ゴルフ界にとって年始行事とも言えるもので、新年会に先立ち、「日本ゴルフサミット会議」を開催し、本年度のゴルフ界の指針を決定。新年会において、「初心者向けwebサイト『気になるゴルフ(http://www.kininarugolf.com)』の立ち上げなど4項目からなる活動計画が発表された。
新年会では、安西孝之当協会会長が「経済回復と叫ばれているものの、ゴルフ業界が受けた恩恵は大きいとは言えない。これからは、新しいゴルファーを開拓する必要がある。ジュニア、アマチュアにもご注目いただきたい。本年は、まず、私たちがこれまで以上にゴルフをラウンドしましょう」と挨拶。続いて、森喜朗日本体育協会会長が壇上に上がり、「ゴルフは教養を高めるという、スポーツの中でも意味のあるものです。ゴルフが発展していくことは、望ましいことであり、発展していくには『正しい扱われ方』こそが、課題となると思う。会員権など、投資の目的で利用することは間違っているし、ゴルフというスポーツを貶める原因となった。今後は、プロゴルファーが牽引し、『ゴルフが素晴らしいものだ』ということを広め、関係団体がサポートするよう頑張って欲しい」と出席者にエールを送った。
新年会に先立ち開催されたゴルフサミット会議において決議されたのは、『ゴルフ場利用税撤廃運動の継続』、『国家公務員倫理規定における「ゴルフ」の削除』、『ゴルフ活性化に向けた入門ガイダンスwebサイト「気になるゴルフ」の充実』、『楽しくゴルフをプレーしていただくためのキャンペーン活動の提言』の4項目。
『ゴルフ場利用税撤廃運動』では、平成11年から5年間の署名運動で集まった延べ838万人余りのゴルファーの声によって、平成15年から一部ゴルファー(ジュニア、70歳以上、身体障害者のゴルファー)が免税となる成果を上げた。本運動はその後も継続しており、昨年は自民党ゴルフ振興議員連盟総会に16団体代表者や男女トッププロが出席し、改めてゴルフ場利用税撤廃を陳情し、同議員連盟から全面的な支援・協力を確約いただくなど実現に向けて運動を続けていく。
『国家公務員倫理規定における「ゴルフ」の削除』は、平成12年に施行された国家公務員倫理規定で、公務員の倫理保持のためとして利害関係者とゴルフをすることの禁止などが条文化されました。ゴルフは国民体育大会の競技種目にもなっている健全なスポーツであることから、同倫理規定から「ゴルフ」の3文字削除に向けた活動を行っていく。
『ゴルフ活性化に向けた入門ガイダンスwebサイト「気になるゴルフ」の充実』は、ゴルフに興味を持つ人々が1人でも多く実際にゴルフを始めるきっかけになるように、16団体が統一してホームページ上に掲載するもので、初心者にわかりやすくゴルフの魅力や基礎的なゴルフ規則、マナーなどを紹介するもの。http://www.kininarugolf.comで情報が閲覧できる。
『楽しくゴルフをプレーしていただくためのキャンペーン活動の提唱』は、上記『気になるゴルフ』のwebサイト運営など、楽しくゴルフをプレーするためのキャンペーン活動を本格化し、「敷居の高い」と思われているゴルフは、より多くの人々に楽しんでいただけるものだと啓蒙し、ゴルフを楽しめる土壌を整備していくもの。
ゴルフ界は本年、上記4項目の活動に取り組み、ゴルフ業界の活性化を推進していく。
また、新年会では、中嶋常幸プロによるトークショーも開催。「ゴルフに集大成はない。まだ、若手に『力』でも負けるつもりはない。自分の道を自分のためにゴルフをしようと思う」とゴルフへの思いを披露。昨年の中嶋プロは、日本シニアオープンゴルフ選手権競技、日本プロゴルフシニア選手権、プロツアー優勝と見事な活躍をみせた。ベテラン健在を示し、低迷が続く男子プロゴルフツアーを盛り上げていく。
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