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【新年のご挨拶】

会長 竹田恆正

明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、新たな気持で新年を迎えられたことと存じます。
年頭にあたり、公益財団法人日本ゴルフ協会を代表してご挨拶申し上げます。

昨年を振り返りますと、弊協会主催のナショナルオープンゴルフ選手権では、日本シニアオープンでプラヤド・マークセン選手が連覇、日本女子オープンでは畑岡奈紗選手が40年ぶりとなる連覇を、史上最少ストロークを更新する見事なプレーで成し遂げました。また、日本オープンでは池田勇太選手が2勝目を挙げました。アマチュアの活躍にも目覚ましいものがありました。日本女子オープンでは、中国ゴルフ連盟の強化指定選手の小倉彩愛選手が11アンダーパーで3位に、日本オープンでは、JGAナショナルチームメンバーの金谷拓実選手が惜しくも1打及ばず7アンダーパーで2位となりました。
世界のゴルフ界では、特にオリンピック参加が決まって以来、プロとアマとの垣根が低くなる傾向にあります。JGAはオリンピックゴルフ競技におけるNF=ナショナルフェデレーションとして受け皿を務めておりますが、オリンピックに出る選手は、その国の一番強い選手、即ち、プロの選手ということになります。このようなことから、本年よりプロ3団体と一緒に若年層の選手の発掘育成からナショナルチームの強化、更にはチーム卒業後プロになったルーキープロへの支援を行い、また、必要であれば、オリンピック強化指定選手の強化も一気通貫で行える選手強化プログラムを構築することといたします。このプログラムを遂行するには資金が必要であることから、日本のゴルフ界全体でゴルファーからの寄附や企業からの協賛を募り「選手強化プログラム」を成功させたいと思っております。ホームページに寄附金募集の手続きについて掲載させていただいておりますので、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

今年の日本シニアオープンは、例年より開催時期を早めて7月に、北海道のニドムクラシックコース・ニスパコースで、日本女子オープンは2度目の開催となる千葉カントリークラブ・野田コースで、日本オープンはリニューアルした横浜カントリークラブを舞台に開催されます。アマチュアゴルファーに3オープン出場のチャンスを与えるドリームステージの会場はまもなく発表されます。多くのゴルファーのご参加をお待ちしております。

世界のゴルフ界では、R&AとUSGAが中心となって様々な改革を行うとしております。ゴルフ規則は2019年1月1日に35年ぶりに大改訂され、近代化が図られます。また、ハンディキャップの世界統一の準備も着々と進んでおり、どちらも年内にはその内容が明らかにされる予定です。日本ゴルフ協会では、これら世界のゴルフ環境の変化に対応し、皆様にゴルフをより楽しんでいただけるよう、諸事業に取り組んでまいります。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまします。

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