4月8日からアメリカ・ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催されたマスターズで松山英樹が通算10アンダーパーで初優勝を果たし、日本男子選手初の世界メジャー制覇の快挙を成し遂げました。
⚫公益財団法人日本ゴルフ協会 竹田恆正会長コメント
「 日本人選手初のマスターズ優勝、そして夢だったメジャー初制覇おめでとうございます。
王者にふさわしい堂々としたプレーでした。コロナ禍で暗いニュースが多い日本に素晴らしいニュースを届けてくれました。東京オリンピックでも日本中が金メダルを期待しています。」
⚫公益財団法人日本ゴルフ協会 オリンピックゴルフ競技対策本部強化委員会 倉本昌弘委員長コメント
「 日本人選手初のマスターズ優勝、そして4大メジャー制覇を心よりお祝い申し上げます。
これまで数多くの日本選手がマスターズに挑戦し、成し遂げられなかった優勝を、第1ラウンドから安定したプレーで見事に実現してくれた松山選手を誇りに思うとともに、最後まで堂々としたプレーで日本国民の期待に応えてくれた姿は、多くの方に勇気を与えてくれたと思います。
松山選手がこの優勝を機に、さらなる成長を遂げ、東京オリンピックでもゴルフ競技日本選手初の金メダルを獲得してくれることを期待しています」
⚫公益財団法人日本ゴルフ協会 オリンピックゴルフ競技対策本部強化委員会 丸山茂樹ヘッドコーチ
「 日本選手初の4大メジャー制覇、おめでとうございます。
2017年の全米プロでの悔しさをバネに、見事にマスターズ優勝という偉業を成し遂げたことを、大変嬉しく思います。
松山選手には東京オリンピックでも普段の力を存分に発揮してもらえるよう、自分もヘッドコーチとしてできる限りのサポートをしていきます。
本当におめでとう。歴史的瞬間を見させてもらい感謝しています。
ありがとう。」
愛媛県出身の松山は4歳からゴルフを始めると、ゴルフ強豪校の明徳義塾高校に進学。高校時代に四国アマチュアゴルフ選手権を制するなど頭角を現し、日本高等学校ゴルフ選手権や日本ジュニアゴルフ選手権など全国大会でも優勝し、2008年にJGAナショナルチームメンバー入り。東北福祉大学進学後の2010年にはアジアアマチュアゴルフ選手権で日本選手初優勝を成し遂げ、2011年のマスターズで日本選手初のローアマチュアを獲得。同年にはアジアアマチュアゴルフ選手権を連覇したほか、日本男子プロツアーで史上3人目のアマチュア優勝を飾りました。2012年には日本選手初の世界アマチュアゴルフランキング1位と輝かしいアマチュア時代を過ごし、2013年にプロフェッショナルに転向。同年日本男子ツアーで4勝を飾り、史上初のルーキーイヤーで賞金王を獲得するなど、一躍日本を代表するトッププレーヤーの一人となりました。2014年からは世界最高峰のUSPGAツアーに参戦。同年のメモリアル・トーナメントで同ツアー初優勝を飾ると、2016年にはプロとして初出場の日本オープンゴルフ選手権を制し、HSBCチャンピオンズで世界ゴルフ選手権初優勝。2017年にはフェニックス・オープンで連覇、ブリヂストン招待選手権で日本選手最多のUSPGAツアー5勝目を飾りました。
日本ゴルフ界の歴史を塗り替えてきた松山選手の東京オリンピック・ゴルフ競技でのメダル獲得への期待が高まります。
日本選手メジャー競技優勝
1977年全米女子プロゴルフ選手権:樋口久子
2013年全米プロゴルフシニア選手権:井戸木鴻樹
2019年AIG全英女子オープンゴルフ選手権:渋野日向子
2021年マスターズ:松山英樹
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