公益財団法人日本ゴルフ協会は22日、2021年度第2回臨時理事会を開催し、2024年度(第89回)日本オープンゴルフ選手権を埼玉県狭山市の東京ゴルフ倶楽部、2024年度(第57回)日本女子オープンゴルフ選手権を茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで開催することを決定しました。
東京ゴルフ倶楽部での日本オープンゴルフ選手権開催は、過去最多となる8度目、大利根カントリークラブ西コースでは2回目の日本女子オープン開催となります。
【東京ゴルフ倶楽部の紹介】2024年度(第89回)日本オープンゴルフ選手権 開催コース
日本ゴルフ協会創立100周年にあたる2024年に日本オープンゴルフ選手権の舞台となるのは、本選手権最多の8度目の開催となる埼玉県狭山市の東京ゴルフ倶楽部。日本人の手による日本最初のゴルフ場として1913年に開場した東京ゴルフ倶楽部。設計は、当協会の創立に尽力し、日本語版ゴルフ規則の発行や香炉型の日本オープン最初の優勝杯のデザインを手掛けるなど日本ゴルフ界の発展に多大な寄与をした大谷光明氏が担当。開場時は駒沢(現在の駒沢オリンピック公園)、1932年に朝霞に移転し、1940年に現在の地に移転されました。戦後には占領軍に接収されるなど苦難の時期もありましたが、1963年には創立50周年を機に朝霞コースのクラブハウスデザインを手掛けたアントニン・レーモンド氏により現在のクラブハウスが完成。2018年にはリオ五輪ゴルフ競技のコース設計を担当したギル・ハンス氏によるコースの大幅改修を実施するなど、伝統を守りながら時代に合わせてコースを更新しています。日本ゴルフ界の礎を築いたとも言える東京ゴルフ倶楽部での日本オープン開催に期待が高まります。
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【大利根カントリークラブ・西コースの紹介】2024年度(第57回)日本女子オープンゴルフ選手権 開催コース
日本ゴルフ協会創立100周年となる2024年。この年の日本女子オープンゴルフ選手権は、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースでの開催が決定しました。1968年にTBS女子オープンとして産声を上げた本選手権がJGA単独主催となった1971年第4回大会の舞台となった大利根カントリークラブ・西コース。当協会100周年の日本女子オープン開催にふさわしい会場と言えます。1960年に名匠の誉れ高い井上誠一氏の設計により東西36ホールが開場した同クラブ。豊富な松林に囲まれた各ホールには、バンカーや池などのハザードが要所に配され、正確なショットはもちろんのこと、コースマネジメント力が求められる難コースとして知られています。1971年大会は西コース(優勝:樋口久子)、2010年大会は東コース(優勝:宮里美香)で開催され、3度目の開催となる日本女子オープン。日本女子ゴルフ界に新たな歴史を紡ぐ熱戦が期待されます。
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