明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、新たな気持ちで新年を迎えられたことと存じます。
新年にあたり、日本ゴルフ協会を代表してご挨拶申し上げます。
昨年は、JGAナショナルチームの強化方策として組織した「チーム・ジャパン・ジュニア」初代メンバーの石川遼君が5月に史上最年少でプロツアー競技優勝を果たし、10月の日本シニアオープンで青木功プロが最終ラウンドにエージシュートを達成し逆転優勝を果たすなど話題の多い年となりました。
当協会にとりましても、長年検討を続けて参りました全国小学生ゴルフ大会を11月に茨城ゴルフ倶楽部で開催したほか、日本ゴルフ界の振興に寄与するため、引き続きジュニアゴルファーの強化を推進するとともに、各地区ゴルフ連盟の協力の下、地区ジュニアスクールなどを開催し、ジュニアゴルファーの育成に努めて参ります。
海外への派遣競技では、男子日本代表が10月の「ノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権」で2位入賞を果たすなど実り多い年となりました。今年は世界最大のアマチュアゴルフのイベントである世界アマチュアチーム選手権がオーストラリアで開催されます。男女の日本代表選手の活躍を期待いたします。
ゴルフというスポーツの素晴らしさの一つは、アマチュアとプロフェッショナルの区別無く世界統一のゴルフ規則の下でプレーすることであります。皆さんが最も関心のあるところはスプリング効果の基準値を超えるいわゆる高反発ドライバーの使用が今年から全面的に禁止されたことであると存じます。ゴルフ規則を守ってプレーすることで公平性が保たれるわけですから、ゴルファーの皆様にはこの点ご理解頂きたく存じます。
もうひとつ、ゴルフが他のスポーツと違うところは、老若男女が一緒にゲームを楽しめることであります。それを可能にしているのが、「ハンディキャップシステム」です。当協会では、JGAハンディキャップシステムを制定しておりますが、このシステムを今まで以上に活用して頂くために、JGAハンディキャップ査定システム「J-sys(ジェイシス)」を導入することを決定致しました。本システムが全国で採用されれば当協会のネットワークが構築され、データが集まり、JGAハンディキャップシステムをより良いものにすることができますし、ハンディキャップの運用が非常に効率的かつ公正に行われるものと期待しております。本年は、「J-sys」の普及に努めてまいりますので、皆様方のご協力をお願いいたします。
ゴルフファンの皆さまにおかれましては、当協会の諸事業に変わらぬご支援を賜りたく、お願い申し上げます。
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