5月7日、かねてより病気療養中のセベ・バレステロス氏がガン性脳腫瘍のため、54歳の若さで逝去されました。
セベ氏は、16歳でプロ転向を果たすと、攻撃的なプレーで多くのゴルフファンを魅了し、19歳の若さで全英オープンで2位入賞。その後、全英オープンを3度(1979年、1984年、1988年)、マスターズを2度(1980年、1984年)制するなどメジャー5勝を含むツアー通算87勝を記録しました。
1977年に習志野CCで開催された第42回日本オープンゴルフ選手権競技では、初出場ながら村上隆を1打差で振り切り20歳で初優勝を果たすと、翌年もG・マーシュとのプレーオフを制し連覇を果たしました。1999年には世界ゴルフ殿堂入りを果たす等、セベ氏のゴルフ界への貢献は計り知れないものがありました。
持病の腰痛のため現役引退を発表した翌年の2008年には、ガン性脳腫瘍と診断され4度の手術を乗り越え、リハビリに努めてこられましたが、昨年病状が悪化し、自宅で療養されていました。昨年の日本オープン会場で開催されたチャンピオンズ・ディナーでは、療養中にも関わらず、丁重な欠席のお返事を頂戴し、私どももセベ氏の一日も早い回復を願っておりましただけに、この度の訃報に際し、残念でなりません。
セベ氏のゴルフ界への貢献に改めて感謝申し上げますとともに、心よりお悔やみ申し上げます。
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