「世界アマチュアゴルフチーム選手権」の開催まで約1年となった8月19日に、軽井沢プリンスホテルウェストで記者会見を開催しました。本記者会見には、JGA2014年世界アマチュア選手権開催対策本部の竹田恆正本部長、同本部の川田太三副本部長らJGA関係者と、本選手権に後援いただく長野県から加藤さゆり副知事、軽井沢町から藤巻進町長、会場の提供などでご協力いただいている㈱プリンスホテルから赤坂茂好取締役専務執行役員が出席。世界最大規模の本選手権の概要や、過去4大会の世界アマのVTRを紹介し、52年ぶりの日本開催に向けて、機運を高めました。
記者会見の冒頭、竹田本部長から、「前回のトルコ大会では女子が53、男子は72の国と地域が参加した世界アマチュアゴルフチーム選手権を日本で開催することに大きな喜びを感じているとともに、大会を成功裏に終了させなければならない責任も強く感じている。そのために、関係各所との連携を取り、万全の準備を進めている他、これからプロフェッショナルゴルファーとして活躍が期待される俊英たちが、どのようなプレーを見せてくれるのか期待している」と挨拶があり、川田副本部長から、本選手権の創設に関わった野村駿吉氏の逸話や国際ゴルフ連盟(IGF)ピーター・ドーソン会長からの日本開催を祝したメッセージが披露されました。
また、会場の軽井沢72ゴルフ東では、本選手権の開催を控えてクラブハウスの建て替えを実施することになり、小山正彦総支配人から来年7月オープン予定の新クラブハウスについての説明がありました。
【世界アマチュアゴルフチーム選手権 略史】
1957年に霞ヶ関カンツリー倶楽部にて開催されたカナダカップの際、当時JGA副会長の野村駿吉氏が、USGAとの間でアマチュアの対抗戦開催を提案しました。この提案が全米ゴルフ協会(USGA)を動かし、R&Aを賛同させ、翌1958年に世界35カ国がワシントンD.Cに集い、うち32か国によりWorld Amateur Golf Council(WAGC)(1991年に団体名をIGFに変更)が設立され、同年10月のSt Andrews Old Courseでの第1回大会開催へとつながりました。
大会の呼び名は、当時の米国大統領で、歴代大統領の中では最もスポーツに理解があり、ゴルフにも多大な貢献を果たしていたD.アイゼンハワー氏から優勝杯が寄贈されたのにあやかり『アイゼンハワートロフィー』と名づけられました。また、女子は、アイゼンハワートロフィー創始から6年後の1964年に第1回大会が開催され、ロシア帝国の由緒あるカップをポルトガルのSilvia Espirito Santo女史が提供されたことから『エスピリトサントトロフィー』と呼ばれ、今日まで続けられています。
過去、本選手権にはタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、女子ではヤニ・ツェン、ポーラ・クリーマーをはじめとする現在トッププレーヤーとして活躍している選手たちが祖国の誇りと名誉をかけて出場しています。
【国際ゴルフ連盟(IGF)】
国際ゴルフ連盟(IGF)は、1958年に世界アマチュアゴルフ評議会として創設 され、国際的なゴルフの発展を促進させること、またゴルフの競技を通じて世界のすべての人々に友好の精神とスポーツマンシップの精神の醸成を働きかけることを目的に設立されました。 国際オリンピック委員会のゴルフの国際連盟であり、世界120ヶ国以上のゴルフ協会・連盟で構成されています。
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