10月2日(水)、公益財団法人日本ゴルフ協会(安西孝之会長)と公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟(石井信成会長)は、ジュニア育成事業について両団体が協力してジュニアゴルファーの環境整備を進めることを合意し、JGAで覚書調印式を挙行いたしました。
JGAでは1988(昭和63)年にJGAジュニア会員制度を発足させジュニアスクールの開催などジュニア育成事業に取り組み、現在では1万人を超える会員が本制度に登録しております。また、JGRAも日本で唯一の公式検定制度である「JGRAジュニアゴルファー検定制度」を2005年(平成17)年に発足させ、ジュニア育成事業に取り組んでおります。
JGAとJGRAは、2016年のリオ五輪、2020年東京五輪に向けて、両団体が協力してジュニアゴルファーの環境整備を推進してまいります。
【覚書締結に関する両団体のコメント】
安西孝之 公益財団法人 日本ゴルフ協会 会長
「このたび全日本ゴルフ練習場連盟とジュニアゴルファー育成事業に関する覚書を締結できたことを、大変うれしく思います。プロフェッショナルゴルファーの活躍などでジュニア世代にゴルフ熱が高まり続けている中、日本国内でのジュニアゴルファーの練習環境は諸外国と比較して、大変厳しいものがあります。特にゴルフ練習場は、ゴルフをはじめたいと思っている子供たちが最初にクラブに触れる場所であり、ゴルフが上手くなりたいという意欲を持つ子供たちが練習を積み重ねる貴重な場であります。JGAとJGRAが協力することで、多くのジュニアゴルファーの練習環境が改善されることを期待しております」
富田浩安 公益財団法人 日本ゴルフ協会 常務理事 競技者育成強化推進本部長
「JGA競技者育成強化推進本部普及部会とJGRAとの間で協議を続けてまいりました覚書を本日、両団体で締結できたことを嬉しく思います。これまでゴルフ練習場では各施設にジュニアゴルファー育成にお力添えをいただいておりましたが、このたびの覚書締結により、より一層ジュニアゴルファーの練習環境整備が進むことを期待しております。来年には世界アマチュアゴルフチーム選手権の開催を控え、2016年のリオ五輪、2020年には56年ぶりの東京オリンピック開催が決定し、子供たちのゴルフへの関心はますます高まることと思います。そのような気運の中で、ジュニアゴルファーがゴルフ練習場に足を運び、日本代表を夢見て練習を重ねてくれることを切に願います」
石井信成 公益社団法人 全日本ゴルフ練習場連盟 会長
「日本ゴルフ協会とのジュニア育成事業に関する覚書の締結を迎えられ大変喜ばしく思っております。今後控えている選手権や五輪の種目としてゴルフが注目される中で、今回の両団体の覚書締結によりジュニアゴルファーの底辺拡大と環境整備が進み、ゴルフがより身近なスポーツとして皆様に触れられるきっかけになれば幸甚でございます。また全国のゴルフ練習場のジュニア育成に関しての気運が更に高まる事を期待しております。
横山雅也 公益社団法人 全日本ゴルフ練習場連盟 副会長
「当連盟ではジュニアゴルファー育成委員会を中心にジュニアが安全に楽しく安価にプレーができるシステムの構築と環境の整備を実施してまいりました。2005年(平成17)年に発足させた「ジュニアゴルファー検定制度」も級取得者数は約2000名となり順調に全国に普及し始めております。そして今回日本ゴルフ協会とのジュニア育成事業での覚書の締結によりこの制度を発展させ、多くのジュニアゴルファーがゴルフを体験できる環境が広がることを期待しております。」
公益財団法人 日本ゴルフ協会(JGA)と公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟(JGRA)
ジュニアゴルファー育成事業に関する覚書の主な内容は以下の通りです。
●両団体は将来の日本ゴルフ界の発展のために、それぞれが実施するジュニア育成・普及事業について、相互に協力するとともに、情報の共有化を図る。
●両団体は、ジュニアゴルファーの人口拡大を目指し、そのための環境整備に協力して取り組む。
●両団体は、上記普及事業を推進するための広報活動に取り組むとともに、各方面への情報提供を協力して行う。
●JGAは「JGRAジュニアゴルファー検定制度」の普及・発展のために、本制度の構築に協力する。また、両団体は、本制度を発展させ、ゴルフ業界全体で活用可能なより優れた制度の確立を目指す。
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