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【新年のご挨拶】

会長 安西孝之

皆様におかれましては、新たな気持ちで新年を迎えられたことと存じます。
年頭にあたり、公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)を代表してご挨拶申し上げます。

昨年、JGAは創立90周年を迎えました。この記念すべき年に、ハンディキャップシステムを改めUSGAハンディキャップシステムに準拠したJGAハンディキャップ規定の運用を開始いたしました。本システムの最大の特徴であるスロープシステムを採用された加盟倶楽部の方々には、これまで入賞には届かなかった会員の方が優勝されるなど、倶楽部競技が活性化されたと好評をいただいております。現在、JGA/USGAハンディキャップインデックス取得者は約40万人に増えましたが、JGAでは今後100万人の取得を目標としております。皆様方には本システムをより正しくご理解いただき、ゴルフライフを充実させて、日本ゴルフ界の発展にお力添えを賜りたくお願い申し上げます。

昨年は52年ぶりとなる世界アマチュアゴルフチーム選手権をホストとして開催いたしました。男子67チーム、女子50チームが来日し、熱戦を繰り広げるとともに日本での滞在を心から満喫されていました。本選手権では、日本チームは不本意な結果に終わり、喫緊に競技者強化事業を見直さなければならないと意を強くした一方、大会期間中には国際ゴルフ連盟(IGF)とJGAの信頼関係を深められたことは、2020年の東京五輪に向けて大きな成果がありました。本選手権を成功裏に終了することが出来ましたのも、ゴルファーの皆様方のお力添えによるものです。ここに改めて深く感謝申し上げます。

本年は所謂、2015年問題が懸念されております。それを解消するためには、プレー機会の創出が必要不可欠です。日本ゴルフ界では、ゴルフ振興に大きな弊害となっているゴルフ場利用税廃止に向けた運動に取り組んでおり、昨年には参院予算委員会で本税の議論がなされるなど、廃止に向けての機運が高まっております。既にゴルファーには担税能力があるという論理は破たんしており、消費税との二重課税を強いる不公平、さらにはオリンピックスポーツに課税される不条理な本税の廃止に向けて、JGAをはじめ日本ゴルフ界は一致団結して取り組みを強化してまいる所存ですので、皆様のご協力を賜りたく存じます。

日本ゴルフ界の課題は山積しております。2015年、JGAはそれら課題を解消するためのチャレンジの年と位置付け、ナショナルオープンゴルフ選手権の充実やゴルフ場利用税廃止運動、ハンディキャップシステムの普及、競技者育成強化事業等に取り組んでまいりますので、皆様のご理解とお力添えを賜りたく、お願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様の今年1年のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。

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