2024トヨタジュニアゴルフワールドカップが6月18日から21日の4日間、愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部石野コースで開催されました。大会1日目が悪天候のために中止となり、3日間54ホール・ストロークプレーで争われた本大会。日本チームは、男子が外岩戸 晟士(代々木高校2年)、松山茉生(福井工高校1年)、武田紘汰(生光学園高校2年)、女子が左奈々(沖学園高校3年)、新地真美夏(共立女子第二高校2年)、藤本愛菜(沖学園高校3年)でチームを編成。2大会連続のアベック優勝を目指しました。
第1日目が悪天候のために中止となり第2日となる6月19日に行われた第1ラウンド。日本チームは男子が67をマークして個人戦2位タイにつけた松山の活躍もあり首位の韓国と1打差でアメリカとともに2位タイと好位置につけました。女子も日本チーム3人が67で個人戦3位タイスタートでチームスコア10アンダーパーでメキシコとともに首位に並ぶ好スタートを切りました。
第2ラウンド。男子はこの日も松山が好調なプレーでベストスコアの64を叩き出してチームを鼓舞しましたが、外岩戸、武田共に76とスコアを落とし、チーム通算9アンダーパー。首位の韓国と7打差の4位に順位を落としてしまいました。女子は藤本が腰痛のために棄権するアクシデントの中、新地が連日の67と気を吐くと、左もパープレーと粘りのプレーで通算15アンダーパーでホールアウト。首位のアメリカと4打差から逆転を狙って明日の最終ラウンドを迎えました。
最終ラウンドは、個人戦首位の松山が68をマークして通算14アンダーパーで個人戦優勝を果たす活躍を見せると、武田も67で続きます。外岩戸も69と健闘しましたが、日本チームは通算16アンダーパー。3位で本大会を終えました。優勝争いは混戦模様になり、通算21アンダーパーで並んだ韓国とアメリカの3人目のスコアにより韓国が優勝。アメリカが2位となりました。
女子は、新地が70と2つスコアを伸ばして個人戦2位入賞と健闘したものの、左が4つスコアを落としてチームスコアは2オーバーパー。通算13アンダーパーで優勝のアメリカに14打差、2位のタイに3打差の3位に終わりました。
《男子選手コメント》
松山茉生:通算14アンダーパー(個人戦優勝)
「雨の中での最終ラウンドでしたが、ショットが良くて安定した良いプレーができたと思います。優勝を目標としていたので、この大きな舞台で個人戦優勝できたことは嬉しいです。外国の選手とプレーしたのは初めてでしたが、楽しく交流ができました。自分も世界で活躍できるようになりたいので、技術も前に英語を覚えようと思いました」
武田紘汰:通算1アンダーパー(個人戦13位タイ)
「連覇を逃したのは、2日目に自分がスコアを落としてしまったせいなので、申し訳ないです。この大会は、プレー以上に外国の選手とプレーをすることが楽しくて。将来は世界で活躍したいので、そういう楽しみがあると思うので、楽しみです」
外岩戸晟士:通算イーブンパー(個人戦15位タイ)
「第1ラウンドは足を引っ張ったなという感じですし、もっとうまくなります。この大会は誰しもが出れる大会ではないと思いますし、この大会に出させてもらったことに感謝して、この経験をこれからのゴルフ人生につなげていければと思います」
《女子選手コメント》
新地真美夏:通算10アンダーパー(個人戦2位)
「最終ラウンドは、自分のスコアが採用されることが決まっている状況でのスタートで、自分がやらなければという覚悟はありました。雨の中2アンダーパーで終えられたのは良かったですが、“2アンダーパー止まりかぁ“という感じです。一緒にプレーした選手は飛距離もあり、自分ももっと飛距離が必要だと思いましたし、決めたい場面で決めきれないことが多かったので、もっと高い精度が必要だと思いました」
左奈々:通算5アンダーパー(個人戦6位タイ)
「最終ラウンドに4つスコアを落として足を引っ張ってしまい、申し訳ない気持ちです。流れが悪くボギーを打ってしまったときに、めちゃくちゃ焦りが出てしまいました。3日間、飛距離もですが安定性やショートゲームなど全体的に差を感じていました。将来は色んな人から応援されるような、日本で活躍できる選手なることが目標なので、頑張っていきます」
藤本愛菜:第1ラウンド終了後腰痛のため棄権
「自分が棄権をしてしまって、すごく申し訳ない気持ちがありましたが、2人ならやってくれると信じていたので。でも、サポート役も楽しくて、選手のプレーを見る機会もなかなかないので、良い機会でした。世界のトップに立てるような選手になることが目標。そのためには、メンタル、パッティングの正確さが鍵になると思うので、ショットとパッティングの精度を高められるように練習していきたいです」
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