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【日韓親善ゴルフチーム対抗戦の第1日は韓国が1ポイントのリードで終わる】

片岡尚之と比嘉一貴
石徳俊樹
蛭田みな美と小野祐夢
畑岡奈紗と勝みなみ

日韓国交50周年を記念して、本年創始された「日韓親善ゴルフチーム対抗戦」が14日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブで開幕。韓国チームが4.5ポイントを獲得したのに対し、日本チームは3.5ポイント。1ポイント差で明日のシングルス・マッチプレーを迎えることになった。

第1日の成績はこちらから(PDF)

第2日の組合せは こちらから(PDF)

両国ナショナルチームから選抜された男女各4名の代表選手で争われる本対抗戦。第1日は、午前に男女、午後から男女ミックスのフォアサム・マッチプレーの合計8マッチが行われた。午前の日本チームは、小西健太と石徳俊樹の組が4and3で勝利を収めたものの、残りの3マッチを韓国が獲り、韓国が2ポイントのリードを奪う。
日本チームは、午後のマッチで粘りをみせる。比嘉と蛭田の組が2and1で勝利を収める。続く片岡と小野の高校生コンビは、序盤で4downと劣勢になりながらも、7、8番、10、11番と2度の連続奪取でオールスクウェアに持ち込む。このマッチは、韓国チームが17、18番を連取して2downと落としてしまったが、男女日本チームのエースでペアを組んだ小西と勝が勝負強さを発揮した。一時、3downを喫した2人だったが、10番から3連続で獲り返す。16番で初めてリードを奪って韓国チームを振り切り、貴重な勝利を収めた。石徳と畑岡のペアも前半でリードを奪われながら、後半追いつき、引き分けに持ち込んだ。

日本チームで唯一人2マッチで勝利を収めた小西は、「午前はリードを取られましたけれど、すぐに獲り返せて波に乗れました。後半のミックスは、最初は戸惑いもありましたが、10番を獲れて、嫌な流れも止められました。このコースは全ホールでバーディを狙えるので、自分がリードしても、最後まで気を引き締めていきたい」と振り返る。第1回大会の代表メンバーに選ばれたことを喜びながら、「これからの自分の糧になるようなプレーを」と、自らの成長がチームの勝利につなげていく気概を見せた。

《日本チームコメント》
石徳俊樹(大阪学院大学3年)
「午前からショットも真っすぐ打てていましたし、調子は悪くありませんでした。小西選手には、自分が得意とする80ヤードぐらいの距離を残してくれるように話をしていました。彼がしっかりとその距離に運んでくれて、自分の長所でもあるショートゲームで勝ちにつなげることが出来て、良い流れでマッチを進めることが出来たと思います。後半の男女ミックスは、フォアサムも含めて自分は初めての経験で、本当に楽しめました。ノムラカップで優勝できて、自分の自信にもなりましたし、明日のシングルスでは、パー5でしっかりとホールを獲って、日本チームの優勝につなげたいです」

比嘉一貴(東北福祉大学2年)
「午前のマッチは2upまでリードしたのに、9番で獲られて1upとされて…アプローチを寄せきれなかったり、ライが悪かったりと不運もあって、流れを掴めませんでした。後半は、蛭田さんも自分もミスも無くて、良い流れでプレーできました。自分の調子自体は悪くないと思います。明日のシングルスは、パッティングが鍵になると思います。自分自身、このコースは合っていると感じているので、明日も頑張りたいです」

片岡尚之(札幌光星高校3年)
「午前のマッチは、全部がダメで。比嘉先輩に申し訳ない内容でした。午後のマッチも出だしで1メートルのパットを外してしまって、流れを悪くしてしまいました。5番を終えて4downまでリードを広げられて、後がない状況まで追い込まれた気持ちでしたが、7番ホールで枝の下を抜いて2.5メートルにつけたショットの時に、リズムが早くなっていることに気がついて。後半にそれを意識してプレーして復調できたと思います。自分の調子は戻ってきたので、明日のシングルスでは勝利を収めて、チームに貢献したいです」

勝みなみ(鹿児島高校2年)
「フォアサムで回るのが初めてだったので、ライン読みとか難しいところもあったけど、午前は畑岡さんと一緒に気持ちを切り替えながら楽しく回れました。午後は小西さんが色々話しかけてくれて、パッティングとかアプローチもほとんどOKにつけてくれたので本当に助けられました。コースはラフが長くないし、グリーンも止まるけど、グリーン周りでいってはいけないところがあるし、芽もあるので難しいです。明日はティーショットをフェアウェイに置くことが大事だと思うので、そこを心掛けていきたいです。今日は畑岡さんと小西さんに助けられたけど、明日は個人戦なのでしっかり気を引き締めて勝てるように頑張ります。今日はあんまり活躍できていないので、明日は自分が良い流れを作っていきたいです」

蛭田みな美(学法石川高校3年)
「普段は孤独なスポーツだけど、今日は仲間がいてくれて励まし合いながら回れたのですごく楽しかったです。比嘉先輩は頼れるし、おもしろい先輩なので一緒に回れて楽しかったし、バーディチャンスを多く作れて、余裕をもってプレー出来たので勝つことが出来たと思います。このコースは自分の飛距離だと長くて難しいけど、今日は同じ組で一緒に回った人が飛ばしてくれたので助かりました。今日はグリーンを狙うショットが良くなかったので、明日はバーディチャンスを作れるようにピンにつけていきたいです。明日はシングルスだし、その結果で勝負が決まるので、一つでもポイントを稼げるように頑張ります。勝ちたいです」

小野祐夢(帝京大学可児高校3年)
「今日はドライバーが良くなくて、午前は右に、午後は左にいっちゃって、そこからボギーにつながっちゃいました。男女ミックスは、いつも自分が考えないことをやったりしたり、男子のアプローチのスピンとか色々と勉強になりました。午後のチーム戦では後半に入って5メートルくらいが入ってくれて流れが良くなったけど、17番でまた私がティーショットを曲げてしまって…もったいなかったです。昨日ショットの調子は良かったし、直すところはちょっとしたところなので、これからもう一度確認します。明日はバーディを取らないと勝てないと思うので、しっかり攻めていってバーディをどんどん取っていきたいです」

畑岡奈紗(翔洋学園高校2年)
「午前は勝さんとお互いショットがあんまり良くなくてバーディパットを近くにつけられなかったです。午後は石徳さんがショットをつけてくれて、後半何度もチャンスがあったのに読み切れず外してしまって勝てなかったのが悔しい。こういう競技形式は3回目だったので、調子を上げられず、これまでの2回の経験を活かせなかったのが残念です。今日終わって1ポイント差だし、明日の一人一人の勝ち負けが大事になってくると思うので、明日は絶対に勝ってチームに貢献したいと思います」

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