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【リバースデールカップで工藤優海が通算-8で1打差の2位入賞。男子は中島啓太が25位に】

3月10日から4日間、オーストラリア・メルボルンのリバースデールGCで開催された「リバースデールカップ2016」。2015年日本アマ2位の中島啓太、同大会4位の坂本雄介の2名の男子選手と、昨年の日本女子アマメダリストの稲見萌寧と松原由美の2名の女子ナショナルチームメンバーに加え、昨年11月に開催された、8地区強化指定選手チーム対抗戦で個人優勝を果たした、工藤優海(麗澤高校2年)と大里桃子(熊本国府高校2年)の2名の地区強化指定選手が出場。4日間72ホール・ストロークプレーの結果、工藤が通算8アンダーパーで1打差の2位、稲見が通算3オーバーパーの5位と好成績を残した。また、男子の部では中島が通算2アンダーパーの25位タイに終わった。

「リバースデールカップ2016」女子の部の成績は こちら

「リバースデールカップ2016」男子の部の成績はこちら

「リバースデールカップ」は、1896年に創始されたオーストラリアで2番目の歴史を持つ選手権。優勝者は全英アマチュアゴルフ選手権に招待されるなど、国際的にも注目を集める大会として開催されてきた。1959年には女子の部も創設され、オーストラリアの各州で開催されている女子アマチュア選手権やカリーウェブトロフィーと並ぶ大会として、各国からトップアマチュアが出場している。歴代優勝者には、ジェイソン・デーやアダム・スコットら現在世界ランキングトップで活躍する選手が名を連ねており、本選手権が国際的なトッププレーヤーへの登竜門となっている。
本選手権で輝きを放ったのは、女子の部に出場した工藤優海。第1ラウンドを1イーグル・6バーディ・3ボギー・1ダブルボギーと出入りの激しい内容ながら3アンダーパーで終えると、第2ラウンドで3ストロークスコアを伸ばして上位を維持。第3ラウンドでは後半に3連続を含む4バーディを奪って67をマークして、通算11アンダーパーで2位に7打差をつけて単独首位に立った。
勝負の最終ラウンド。工藤は首位スタートの緊張からか1番でボギーを叩いたものの、第1、第2ラウンドでイーグルを奪った得意の5番(パー5)でバーディを奪うと、その後1バーディ・1ボギーのパープレーで首位をキープ。粘りのプレーを続ける工藤に食い下がったのは、2位につけていたKirsty Hodgkins。4連続を含む5バーディを奪って2打差に詰め寄ると、Hodgkinsが10番でバーディを奪ったのに対し、工藤が14番でボギーを叩き、両者は首位タイに。迎えた16番。工藤がまさかのダブルボギーを喫したのに対して、Hodgkinsがボギーで抑え工藤が2位に順位を落とす。その後は両者パーをセーブして、通算9アンダーパーでHodgkinsが優勝を果たし、工藤は惜しくも1打差の2位の惜敗。日本勢では、稲見が通算3オーバーパーで5位、松原が通算6オーバーパーの13位、大里は通算7オーバーパーで14位に終わった。

一方の男子は、中島、坂本とも苦戦。中島が通算2アンダーパーで優勝したHarrison Endycottに12打差の25位、坂本は通算イーブンパーで36位と上位入賞はならなかった。

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