アジア太平洋地区とヨーロッパ地区の友好をゴルフを通じて深めることを目的に、隔年で開催されているアジア太平洋選抜とヨーロッパ選抜の対抗戦がポルトガルのVidago GCで開幕しました。本大会には、男子の部の「ボナラックトロフィー」に日本からは金谷拓実と石徳俊樹、本年創始された女子の部「ハンキンストロフィー」に新垣比菜と畑岡奈紗のJGAナショナルチームメンバーがアジア太平洋選抜の一員として出場しています。
本大会は、アジア太平洋連盟とヨーロッパゴルフ協会で選抜された男女各12名でチームを編成し、1日目と2日目は午前に18ホール・フォアボールマッチプレー(男女各5組)、午後に18ホール・フォアサムマッチプレー(男女各5組)、3日目には全選手による18ホール・シングル・マッチプレー(男女各12組)で行われ、各マッチの勝者に1ポイント、引き分けに0.5ポイントが与えられ、3日間の合計ポイントで争われます。
1998年に創始された「ボナラックトロフィー」は、1983年から1999年までR&Aのセクレタリー、1999年と2000年にR&Aキャプテンを務められたマイケル・ボナラック卿の功績を称えて名づけられた大会で、これまでヨーロッパ選抜が6勝、アジア太平洋選抜が2勝となっています。一方、女子の部は本年創始された大会で、昨年急逝された国際ゴルフ連盟女子委員長で女子ゴルフ界に貢献し、R&Aで最初の女性メンバーとなったパツィー・ハンキンス女史の功績を称えて「ハンキンストロフィー」と名付けられました。
本年の「ボナラックトロフィー」には、昨年の日本アマチャンピオンで日本オープンローアマチュアの金谷拓実、ノムラカップ優勝メンバーでニュージーランドストロークプレーを制した石徳俊樹の2名が出場。オーストラリアからBrett CollettaとZach Murrayとアメリカでも活躍を見せている2人、韓国から韓国アマ優勝のYun,Sung Hoらとともに、アジア太平洋選抜3勝目を目指しています。
「ハンキンストロフィー」には、昨年の日本女子アマでベスト16の他、LPGAステップアップツアーでアマチュア優勝を果たし世界女子アマチュアゴルフランキング29位の新垣比菜と、国民体育大会女子の個人の部を制した他、ファルドシリーズ日本選手権で優勝した畑岡奈紗(同ランキング59位)の他、香港のTiffany Chan(同16位)、韓国のChoi Hye-jin(同38位)、オーストラリアのHannah Green(同67位)と世界女子アマチュアゴルフランキング上位70位から5名の選手がアジア太平洋選抜のメンバーに選考されています。
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