第1ラウンド、最終組でスタートした安田祐香がイーブンパーで回り、個人戦で首位に立つ活躍で団体戦首位の立役者となった。
本年度兵庫県女子アマチュアゴルフ選手権で優勝を果たしている安田は、「今日は2バーディ・2ボギーの内容で、1日を通してパットが良かったです。」とこの日のプレーを振り返った。好調のパッティングで見事にバーディを奪った17番ホールは、10mを越える距離を見事ホールに捻じ込んだ。「2段グリーンの下の段からで、ちょっと強くインパクトが入ったけどホールに入ってくれました」と笑顔がこぼれた。好調のパッティングとは裏腹に、後半に入るとティーショットが徐々に曲がり始めてしまう。「ラフに掴ま ってしまうことが多くなって」と、なかなか思い通りにフェアウェイを捉えることが出来ないショットが続き、耐えるゴルフが続いた。そんな中、14番ホールのセカンドショットは「落ち際で木に当たったけど、運よくグリーンに乗ってくれたんです」と運も味方に付けた安田。残り2日、1打でもスコアを縮めるためにも課題は“ティーショット”。「とにかくドライバーが課題で、右に擦った球が後半に出始めましたので」と第1ラウンドのゴルフを見つめ直した。
「これから練習場でドライバーを中心に練習します」と、明日に向けて調整を進めた。
安田に1打差の2位タイにつけたのはチームメイトの西村優菜。西村は、この日1バーディ・2ボギーの内容に「全体的にショットが悪くて、パターでなんとか耐えた1日でした」と、ショットに悩まされた1日となったという。「本当に耐えて耐えてのゴルフでした。特にフェアウェイバンカーの砂は柔らかく、グリーン周りのバンカーは固くて」と、四苦八苦するもミスをパッティングでカバーしていった。チームの優勝のためにも明日はショットの調子を取り戻したい西村は「練習場でショットを修正して明日に繋げたい」と明日の第2ラウンドへ気持ちは切り替えていた。
同じく関西チームの古江彩佳は、2オーバーパーの4位タイで第1ラウンドを終えた。上位2名のスコアがチームのスコアとして採用される本チーム選手権。「今日は2オーバーパーで団体戦に貢献が出来なかった」と悔しさを露わにした古江。この日のプレーを振り返り「全体的に悪かった。良かったのはティーショットだけ。それ以外すべてが課題です」と、なかなか噛み合わないプレーとなってしまった。本年度、関西高等学校ゴルフ選手権で優勝者した古江は「明日はアンダーパーを出して回れるようにしたいです」と気持ちを強く持ち明日に臨む。チームの目標は「もちろん優勝することです。本当に仲のいい3人なので、チームでアンダーパーを目指します」と個人戦上位を占めた3人で誓い合った。
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