2015年に日韓国交回復50週年を記念して創始された「日韓親善ゴルフチーム対抗戦」の第2回大会が明日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブで開幕する。11日には開幕に先立ちキャプテン会議を開催。第1日の組み合わせが決定した。
■第1日の組合せはこちら から(PDF)
本対抗戦は、7月12日の午前中に男子と女子各2組のフォアサム・マッチプレー、午後に男女混合のフォアサム・マッチプレー。13日は全選手によるシングルス・マッチプレーで行われ、勝者に1ポイント、引き分けは0.5ポイントが与えられる。2日間の競技で両チームが同点となった場合は、シングルスのポイントの多いチームを優勝とする。それでもタイの場合は男女混合フォアサムのポイント、女子フォアサムのポイント、男子フォアサムのポイントの順で優勝チームを決する。依然としてタイの場合は、両チーム引き分けとなる。
注目の男女混合では、日本チームで唯一人2大会連続出場の比嘉一貴(東北福祉大学4年)と、同郷の佐渡山理莉(名護高校2年)の日本チームのエースがペアとなって、Dong-min KimとHyun-kyung Parkとの対決に臨む。
なお、日本男子チームメンバーの塚本岳(明治大学1年)は首痛のためにチームを離脱。日本アマチュアゴルフランキング8位の玉城海伍(大阪学院大学3年)が代わりに日本男子チームに招集された。
男子メンバーを率いる堀田勝市キャプテンは、「比嘉選手は正確なショット、技術はメンバーのあこがれでもあり、チームを牽引する選手。今野選手は、チームになくてはならないムードメーカー。ドライバーの調子もいいので期待している。金谷選手はメンタルが強い。最後の最後まで諦めないプレーを見せてくれる。玉城選手は、とてもクレバー。日本代表としてはデビュー戦になるが、頭を使って良いゴルフをしてくれると思う」とメンバーを評し、「今年、韓国チームにはネイバーズトロフィーで勝っているし、この対抗戦でもいい戦いができると思う。選手たちを信じて結果を待つだけ」と日の丸を背負う選手たちに全幅の信頼を置く。
一方、女子の阪本知子キャプテンも「ナショナルチーム内で日本アマチュアゴルフランキング上位から選考された最高の選手」と第1回大会の雪辱に燃えている。「佐渡山選手は飛距離を活かして好スコアを出して欲しい。西村選手は、メンバーで一番安定していてポイント獲得を読める選手。古江選手は、飛距離もあるし小技も上手なオールラウンダー。初の日本代表となる吉本選手は、ショットの球筋がブレず、安心してプレーを見ていられる」と今シーズン好調な選手たちを温かい眼差しでみやる。
両キャプテンの信頼を得ている選手たちが揃って警戒するのは、大山ゴルフクラブのグリーン。「グリーンは傾斜も多く、大山からの芝目もきつい」とコースの印象を語る。それでも、この2日間の練習ラウンドで「いかに楽なパットを打てるかは、2打目、ショートゲームにかかっている。コースマネジメントをしっかりすれば、バーディを量産出来ると思う」と攻略の鍵は掴んでおり、ライバル韓国を迎え撃つ体制は整えている。
第1回大会で勝利を収めた韓国チームも万全の体制で連覇に挑む。男子メンバーは「1ヶ月に10日間は寝食をともにしトレーニングを積んでいる。今回のメンバーは家族のようなもの」と抜群の結束力を見せ、女子チームも「ネイバーズで日本チームに負けて、がっかりした。そこから自分たちのベストを尽くすことに主眼をおいてシリキットで優勝することが出来た。シリキットの優勝メンバー2名が来日しているし、この試合は勝つことだけを考えてプレーします」とライバル意識を燃やしている。
世界トップクラスの実力を誇る韓国チームに挑む日本チーム。それを迎え撃つ韓国チーム。日本チームは、第1回大会の雪辱を期してプライドを賭けた戦いに臨む。
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