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【第2回日韓親善ゴルフチーム対抗戦が終了。日本チームが韓国チームを1ポイント差で振り切り初優勝を決める】

ホールアウト風景
金谷ホールアウト風景
比嘉ホールアウト風景

第2回日韓親善ゴルフチーム対抗戦は13日、鳥取県西伯郡の大山ゴルフクラブで第2日の両チーム全選手によるシングルス・マッチプレーが行われ、日本チームと韓国チームはともに3勝3敗2分けで4ポイントを獲得。日本チームが総合で8.5ポイントを獲得し、ライバル韓国に1ポイント差で本対抗戦初優勝を飾った。

■最終成績はこちら から(PDF)

優勝争いは、手に汗握る展開となった。佐渡山理莉(名護高校2年)とSo-mi Leeとの対戦となった第1試合は、17番で佐渡山がバーディを決めてリードを奪ったものの、最終18番(パー3)で佐渡山のショットは大きくグリーンオーバーしてしまい、まさかのボギーでオールスクウェア。
第2試合は、日本チームのエース比嘉一貴(東北福祉大学4年)が3番から3連続でホールを取るなど圧巻のプレーでDong min Limを3and2で下す。第3試合の西村優菜(大阪商業大学高校2年)は西村らしい安定したプレーを見せたが、Hyun-Kyung Parkが前半で4バーディを奪う会心プレーで西村に隙きを見せず5and4でこのマッチを獲った。第4試合は日本アマ2位の好調を維持して本対抗戦に臨んだ今野大喜(日本大学3年)が、1番でリードを奪われたものの、4番でオールスクウェアに戻して以降は相手に一度もリードを許さない完璧なプレーを見せて5and3で勝利。

4試合を終えて、日本チームは、2.5ポイントを獲得し、優勝に大きく近づいたかと思われたが、ここから韓国の脅威の粘りを見せる。
古江彩佳(滝川第二高校2年)とSeo-yeon Kwonの第5試合は、15番を終えて古江が1upのリードを奪っていたが、16番で古江のボギーでオールスクウェアに持ち込まれ、引き分け。第6試合は急遽チームに合流した玉城海伍(大阪学院大学3年)3番から3連続バーディでChan-min Jungに3upのリードを奪ったものの、9番で追いつかれ、12番では玉城がバーディを奪いながらJungがイーグルでこのホールをアップ。玉城は、そのイーグルで流れを掴んだJungに追いつけず、Jungが3and1で勝利。第7試合では、日本代表初選考の吉本ここね(札幌光星高校3年)がGa-young Leeに終始リードを奪われる苦しい展開を強いられ3and2で敗北。

第7試合を終えた時点で、日本と韓国は総合で7.5ポイントと同点になり、優勝は第8試合の金谷拓実(東北福祉大学1年)とSeung-bo Jangの結果に委ねられた。

その第8試合も一進一退の攻防で14番で金谷がバーディを奪いオールスクウェアに持ち込み、終盤を迎える。各チームのメンバーがこのマッチの行方を固唾を呑んで見守る中、16番でJangがボギーを叩き、金谷が1up。17番(パー4・距離が短くロングヒッターならワンオン可能なホール)は金谷が2打目を1.5メートルにつけると、Jangはガードバンカーからの2打目を3メートルと寄せきれず、勝負あったかと思われた。しかし、Jangがこのパットを見事に決めると金谷も慎重にバーディパットを入れ返して、このマッチそして本対抗戦の勝利の行方は最終18番(パー3)にもつれ込んだ。

このホールをJangが獲れば、オールスクウェアとなり、両チームの総合ポイントは同点。大会規定によりシングルスの勝ち点が多いチームが優勝となるため、韓国の逆転優勝が決まる。日本チームは、引き分けも許されない厳しい状況に追い込まれた。しかし、金谷はここ一番でスーパーショットを見せてティーショットをピンに刺し、1.5メートルのバーディチャンスにつけてみせた。Jangはグリーン手前からのアプローチを寄せてパーをセーブしたが、金谷のバーディパットをコンシードして決着。金谷が1upでこのマッチを獲り、日本チームの初優勝が決まった。

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■本対抗戦の模様は、ゴルフネットワークで下記日程で放送される予定です。
 8月12日(土)午後3時~(リピート放送あり)

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