愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部・石野コースで開催された「2018 トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL」が6月15日に閉幕。日本チームは、女子が安田祐香が通算10アンダーパーで韓国のイ・スジョンと個人戦優勝を分け合う活躍で、チーム通算22アンダーパーで2位の韓国に10打差をつけて3年ぶり2度目の優勝を果たした。一方、男子チームは、首位のスペインに7打差の2位につけていたデンマークがこの日10ストロークスコアを伸ばし通算23アンダーパーで逆転初優勝。男子チームは、個人戦で久常涼が8位に入ったものの、通算11アンダーパーの4位に終わった。
2018 トヨタジュニアゴルフワールドカップ
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日本女子チームは、第1ラウンドから好調なプレーをみせた。古江彩佳と西村優菜が4アンダーパーで個人戦首位タイに並ぶと昨年の日本女子アマチャンピオンの安田も2アンダーパーで4位タイ。チーム通算8アンダーパーで2位の韓国に4打差をつけて首位に立った。日本女子チームは、その後も好調なプレーを続け、第3ラウンドを終えて、2位の韓国に6打差をつけて首位をキープ。迎えた最終ラウンドは、安田が67、西村と古江も69とチーム全員が目標としていた60台をマークして見せ、チーム通算22アンダーパーまでスコアを伸ばして他の追随を許さぬ圧倒的な強さを見せて2度目の戴冠を決めた。個人戦を制しチーム優勝の原動力となった安田は、「個人優勝は嬉しい」と笑顔を見せるが、「パー5でスコアを伸ばせなかったのは残念」と悔しさも残す。昨年大会のリベンジを果たした西村は、「去年、悔しい思いをしたので、この優勝は本当に嬉しい。個人戦の3位は悔しさもありますが、自分もスコアを伸ばしての結果なので」と、コメント。個人戦4位の古江は、「ショットの調子が良かった割にスコアを出すことが出来なかった。グリーン周りもイメージ通りのプレーが出来ましたが、パッティングが入らなかった。今週の悔しい結果を活かして、日本女子アマに臨みたい」と、3人ともチーム優勝の結果に驕らず、この優勝をきっかけにさらなる高みを目指す思いを語った。
一方の男子チームは、第1ラウンドで中島啓太が4アンダーパーの4位タイとチームを牽引し、首位のスペインと5打差の3位と好スタートを切る。第2ラウンドも堅実なプレーで順位をキープし、ムービングデーの第3ラウンドを迎える。この日、躍動したのは久常涼。久常は、この日ベストスコアの66を叩き出し、個人戦2位タイに順位を上げてチームに貢献する。しかし、首位のスペインがチームスコアを6つ伸ばして通算20アンダーパーとし、日本チームは、12打差の4位と逆転優勝は厳しい状況に追い込まれた。それでも、迎えた最終ラウンド。日本男子チームは、メンバー一丸となってホスト国優勝に向けて必死のプレーを見せて、チームスコアを3つ伸ばして、通算11アンダーパーでフィニッシュ。逆転優勝を果たしたデンマーク、2位のスペイン、3位のタイに続く4位となった。なお、個人戦は最終ラウンドで64を叩き出し、逆転優勝の立役者となったラスムス・ホイキアンド(デンマーク)が優勝し、久常は9打差の8位に終わった。
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