国際ゴルフ連盟(IGF)は5月6日、本年10月にシンガポールで開催を予定していた「エスピリサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権」と「アイゼンハワートロフィー世界アマチュアゴルフチーム選手権」の中止を発表しました。両選手権は当初、香港での開催を予定していましたが政情不安のため、シンガポールに開催地を変更し、世界女子アマチュアゴルフチーム選手権を10月14日から17日、世界アマチュアゴルフチーム選手権を10月21日から24日で開催を予定していました。
IGFからは、「2020年に本選手権の開催を目指してきましたが、全てのアスリート、役員、およびボランティアの健康と安全を守るには、感染のリスクが許容できるレベルまで軽減できる確信が取れませんでした。2021年への開催延期も検討をしましたが、スケジューリングとロジスティクスの問題を解決することは出来ず、また来年に感染リスクが完全に払拭されると確実に言えることは出来ません」と、本選手権中止に至るまでの経緯が説明され、「2022年にフランスで開催を予定している次回大会に焦点を当てて、そのイベントを提供できることを楽しみにしています」と、コメントを発表しました。
1957年(昭和32年)に霞ヶ関カンツリー倶楽部にて開催されたカナダカップの際、当時JGA副会長の野村駿吉が、USGAとの間でアマチュアの対抗競技会を提案した、この提案がUSGAを動かし、R&Aを賛同させ、結果的に世界35カ国のゴルフ協会、連盟を加盟団体とする「世界アマチュア・ゴルフ・カウンシル(WAGC)/ 現国際ゴルフ連盟(IGF)」の設立となって、1958年(昭和33年)の第1回大会開催へとつながりました。
男子大会の呼び名は、当時の米国大統領で、歴代大統領の中では最もスポーツに理解があり、ゴルフにも多大な貢献を果たされていたD.アイゼンハワー氏から優勝杯が寄贈されたことにあやかって『アイゼンハワートロフィー』と名づけられました。過去、日本は1984年香港大会で優勝、1974年ドミニカ大会、1976年ポルトガル大会、1982年スイス大会の3度2位となっています。
女子は、アイゼンハワートロフィー創始から6年後の1964年(昭和39年)に第1回大会が開催され、ロシア帝国の由緒あるカップを寄贈されたポルトガルのシルビア・エスピリトサント女史にあやかり、『エスピリトサントトロフィー』と呼ばれ、今日まで続けられています。
過去、日本は1984年香港大会、1988年スウェーデン大会、1990年ニュージーランド大会、2004年プエルトリコ大会の4位、2018年大会で2位入賞を果たしています。
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