JGAナショナルチームメンバーとして活躍している中島啓太選手(日本体育大学3年)が、昨年の金谷拓実選手に続き日本選手として2人目のマコーマックメダルを受賞することがThe Royal and Ancient Golf Club of St Andrews(R&A)とThe United States Golf Association(USGA)から発表されました。
中島啓太選手 コメント
「マコーマックメダルを受賞する事ができて素直に嬉しいです。
大学に入学した時の目標が、世界アマチュアランキング1位になる事でした。その目標を達成できたのは家族と大学とナショナルチームのコーチ、チームメイトのたくさんのサポートのおかげです。また、金谷拓実さんに続いて受賞できたことはとても光栄に思います。
次の目標は、松山英樹さん、畑岡奈紗さん、金谷拓実さん、笹生優花さんのように自信と代表としての自覚を持って世界の舞台で実力を発揮することです。それに向けて毎日の準備を大切にしたいです。
最後に、WAGRの皆さまに、このような国際的に競い合えるフィールドを作って頂き感謝したいです。そして、繰り返しになりますが、サポートしてくださる全ての方々に感謝しています。ありがとうございます。」
ガレス・ジョーンズ JGAナショナルチームヘッドコーチ コメント
「世界のゴルフにおけるナンバーワンアマチュア選手として、2021年のマコーマックメダルを受賞した中島啓太選手、おめでとうございます。私も、コーチとして、大きな喜びと充実感を感じております。新型コロナウイルス感染症による困難があり、それに立ち向かっていく挑戦があったことと思います。この直近の12ヶ月間において、啓太が発揮した忍耐力そして競技力を高めるための努力が、報われたことを非常に嬉しく思います。啓太は、日本のゴルフにおける素晴らしいアンバサダーであり、2016年に初めて会って以来、毎年感銘を受け続けています。毎年競技力を高め続けており、この受賞によって、世界的なアマチュアゴルフでの地位が更に認められることでしょう。彼の良き仲間である金谷拓実選手に続き、この名誉ある賞を啓太が受賞するのを見ることが出来て、非常に感動しています。友人でありライバルである拓実と同じ世界の舞台で、啓太が努力を続けることを確信しています。これらの若い二人の選手がこのメダルを受賞したことにより、日本だけでなくアジア太平洋地域のすべての若いゴルファーが目指すべき目標を更に高くすることになりました。啓太はここ数年、多くの勝利と素晴らしいパフォーマンスを見せており、一貫してWAGRポイントを獲得してきました。彼は、試合に勝とうが負けようが関係なく、対戦相手に対する謙虚さ、ゴルフゲームに対しての情熱そして敬意を示してきました。彼は、競技においても、普段の行動においても、世界クラスの基準とは何かを示して来てくれました。私は、彼が達成したことを誇りに思い、このマコーマックメダルを受賞したことで、その努力が認められたことを嬉しく思っております。啓太をコーチすることは私にとって名誉なことであり、彼のキャリアが今後も発展し世界の舞台で日本を代表することを楽しみにしています。Just Keep Going!!」
《マコーマックメダルとは》
マコーマックメダル(The Mark H. McCormack Medal)は、R&Aによって世界のNo.1アマチュアゴルファーに与えられる賞です。アマチュアのゴルフ大会には、大会規模などによってA、B、Cといった格付けがあり、その中でも最上位の「エリート」と格付される大会のうち、その年の夏の最後の大会が終了した時点の世界アマチュアゴルファーランキング1位の選手が受賞します。
メダルの名前の由来となったマーク・H・マコーマック氏は、法律家にしてスポーツエージェント、著述家。アーニー・エルスやジャック・ニクラウス、ゲーリー・プレーヤーなどのスター選手のエージェントとなり、スポーツ選手のマネジメント業をビジネスとして成立させただけでなく、ゴルフビジネス全体を拡大させた立役者であり、ゴルフ界への大きな貢献をしたということで、「世界ゴルフ殿堂」入りしています。松山英樹選手やテニスの錦織圭選手のマネジメント業務を請け負っていることで最近有名なIMGの創始者でもあります。
《過去のマコーマックメダル獲得者》
2020年 金谷拓実
2019年 コール・ハマー
2018年 ブレイデン・ソーンベリー
2017年 ホアキン・ニーマン
2016年 マーベリック・マクネリ
2015年 ジョン・ラーム
2014年 オリー・シュナイダージャンズ
2013年 マシュー・フィッツパトリック
2012年 クリス・ウィリアムス
2011年 パトリック・カントレー
2010年 ピーター・ユーライン
2009年 ニック・テイラー
2008年 ダニー・リー
2007年 コルト・ノスト
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