8月8日から14日にアメリカ・ワシントン州のチェンバーズベイゴルフコースで開催された全米女子アマチュアゴルフ選手権で36ホール・マッチプレーで争われる決勝戦に進出した馬場咲希がMonet Chun(カナダ)を11and9の大差で破り、1985年の服部道子以来37年ぶりとなる日本選手2人目の優勝を果たしました。
馬場はマッチプレー進出64名を決める36ホール・ストロークプレーを34位タイで通過すると、順調にマッチプレーを勝ち上がり準決勝でBailey Shoemaker(アメリカ)を7and6で退けて決勝戦に進出。Monet Chunとのマッチアップとなった決勝戦は、スタートをパーセーブし
て幸先よく1upとすると3番から3連続で奪取するなど前半の18ホールで7upの大量リードを奪いました。後半は20ホールから2連続でMonetが奪い返したものの、馬場は慌てずに22ホールから6連続で勝ちを収めて11nad9で全米女子アマチュアゴルフ選手権初優勝を手にしました。
馬場は本年の全米女子オープンゴルフ選手権日本予選を通過して本選出場を果たすと、日本アマチュア選手では8年ぶりの後半のラウンドに進出したほか、関東女子ゴルフ選手権で優勝し、日本女子アマチュアゴルフ選手権で8位タイ。全米ジュニアゴルフ選手権でもメダリストを獲得しベスト32入りを果たし、8月1日付でJGAナショナルチームメンバーに追加選考され、日本代表として8月24日からフランスで開催されるエスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権の出場が決まっています。
馬場咲希 全米女子アマチュアゴルフ選手権優勝コメント
「優勝できたことは本当に嬉しいですが、信じられない気持ちです。今日はパッティングが良くて、前半で7アップのリードを取れたけれど、実感がわかなくて。後半もこのままアップし続けて早く勝ちたいと思っていました。起きたときからここまで来たら勝つしか無いと思って、プレー中も自信を持ってプレーできました。全米女子アマには大学生も出場するのでレベルが高い競技とは思っていました。優勝を目標にしてきましたが、まさか優勝できるなんて。今年の全米女子オープンが終わったときに来年はペブルビーチでの開催と知って、来年の全米女子オープンに絶対に出場したいと思っていました。この優勝で、その目標が達成できて、嬉しく思います。アメリカの試合の雰囲気はギャラリーの盛り上がりもすごくてお祭りみたい。将来はアメリカでプレーしたいですが、今はこのまま帰国せずにアメリカにいたいぐらいです」
服部道子(JGA理事/オリンピックゴルフ競技対策本部強化委員会女子コーチ)コメント
「馬場咲希選手、全米女子アマチュア選手権優勝おめでとうございます。決勝では大差をつける圧巻のゴルフでした。私が勝った時はその場にいられるのが楽しくて、思い切りできたのが良かったと思います。でも、彼女は私よりもはるかにスケールが大きい選手。全米女子オープンで初めて見た時から、凄い選手が出てきたなと感じていました。8月に開催される世界女子アマ選手権は彼女も代表メンバーに入っているのでそこでの活躍、そして更なる飛躍を楽しみにしています」
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