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【トヨタジュニアゴルフワールドカップが閉幕。日本チームが2015年大会以来2度目のアベック優勝を果たす】

日本男子チーム(大会提供)
日本女子チーム(大会提供)

「トヨタジュニアゴルフワールドカップ2023」は23日、愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部石野コースで第4ラウンドが行われました。日本チームは男子がこの日10アンダーパーをマークし、通算34アンダーパーで2位のカナダに4打差をつけて2015年大会以来の優勝を果たすと、女子も通算34アンダーパーで追いすがるアメリカを振り切り、2019年大会以来の戴冠。日本チームは、2015年大会以来となる2度目のアベック優勝で実力の高さを示しました。

2023 トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAPANAIRLINESの公式ホームページはこちらをご覧ください。

男子チームは、ここまで苦戦が続いていた小川寿興翔(高川学園高校3年)が奮起。3連続を含む7バーディ・2ボギーの66でチームトップスコアをマークして溜飲を下げると、佐藤快斗(埼玉栄高校3年)も5バーディ・1ボギーの67で続きます。本大志(目黒日本大学高校3年)も6番ホールでダブルボギーを喫しましたが、70とスコアを伸ばしてホールアウト。丸尾怜央(日章学園高校2年)はパープレーに終わり不採用スコアとなりましたが。日本チームはこの日10ストロークスコアを伸ばし、通算34アンダーパーで5度目の優勝を飾りました。4打差の2位は前回大会優勝のカナダ、通算20アンダーパーの3位タイにドイツとアメリカが入賞しました。

女子チームも昨年大会の雪辱を期して最終ラウンドに臨みました。馬場咲希(代々木高校3年)が前半で2つスコアを伸ばすと、後半も2バーディ・1ボギーにスコアをまとめ69をマーク。荒木優奈(日章学園高校3年)はボギースタートと出だしで躓きましたが2番でバウンスバックを決めて落ち着きを取り戻すと、その後は手堅いプレーで3バーディ・2ボギーの71でホールアウト。飯島早織(ルネサンス高校3年)は1バーディ・2ボギーの73で不採用スコアに終わりましたが、チームスコアを4つ伸ばした日本チームは、通算34アンダーパーで2019年大会以来4度目の戴冠を果たしました。2打差の2位にアメリカ、さらに7打差の3位に韓国が入賞しました。
なお、個人戦は男子が通算15アンダーパーで佐藤、女子が通算15アンダーパーで荒木が優勝を飾り、日本はチーム戦、個人戦ともアベック優勝と素晴らしい成績を収めました。

男子チームコメント》
佐藤快斗(1位):通算15アンダーパー 65/70/67/67
「このような素晴らしい大会を開催してくださったトヨタ自動車様をはじめとして、サポートしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。監督やコーチをはじめ素晴らしいメンバーに囲まれて本当に楽しく幸せでした。最終的に優勝することが出来て良い1週間になったと思います」

本大志(3位タイ):通算10アンダーパー 69/67/68/70
「今日の自分のプレーは、全然うまくいきませんでした。最終ホールも良くない終わり方にしてしまったのが残念でした。ゴルフだけでなく、海外の選手との交流もできて楽しかったです」

丸尾怜央(13位タイ):通算4アンダーパー 65/72/72/71
「パッティングが決まらず苦しい展開でしたが、最後の方にタッチとラインが合うようになって。最後もバンカーからパーセーブが出来てよかったです。自分にはまた来年があるので、またトヨタジュニアに出場してチーム戦だけでなく個人戦でも優勝できるように頑張りたいです」

小川寿興翔(21位タイ);通算1オーバーパー 72/73/74/66
「スタート前から“やるしかない”という感じでした。これ以上チームに迷惑をかけたくないという気持ちもありましたし、今日1日だけでも主役だと思ってプレーしました。チームメイトにも恵まれて、本君をはじめ頼れる同級生と後輩がいてくれたので、本当に楽しく過ごせました」

《女子チームコメント》
荒木優奈(1位):通算15アンダーパー 66/70/66/71
「個人戦優勝は狙っていなくて、チーム戦で優勝できればいいなと思っていました。チームに貢献したいと思っていました。4日間アンダーパーでプレーできて、そのおまけで個人優勝が出来て、次に繋がる良いゴルフが出来たと思います。メンバーの仲が良いのが日本チームの強みでした。もう終わってしまうのが寂しいです」

馬場咲希(5位):通算12アンダーパー 71/68/68/69
「途中、スコアの状況がわかっていなくて、15番でアメリカと並んでいると聞いてそれまで短い距離のバーディパットを外していて“うわ!”と思いました。それでも15番でチャンスを決められたので、良かったと思います。毎日60台のスコアを目標にしていて、雨の中でクリアできたし、今日もしっくりコない中で後半粘れたのは良かったです。仲良しのメンバーでチーム戦に選ばれて、海外の選手とコミュニケーションを取る機会を設けていただけたのがありがたかったです。このメンバーで優勝したいなという気持ちが強くて、逃げる立場の難しさをメンバーで話し合ったりした結果が、優勝に結びついて嬉しいです」

飯島早織(9位タイ):通算8アンダーパー 66/68/73/73
「このような素晴らしい大会を開いてくださり、本当にありがとうございます。嬉しいという気持ちが強くて、特に個人成績だけではこの景色を見ることは出来なかったのですが、ゴルフにはなかなかないチーム戦という機会にこのメンバーで優勝できて本当に嬉しく思います。1週間ありがとうございました」

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