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【ボナラックトロフィー(男子)はアジア太平洋選抜が2大会連続4度目の優勝。ハンキンストロフィー(女子)はヨーロッパ選抜の初勝利で閉幕】

杉浦悠太(左)と出利葉太一郎
ハンキンストロフィー
アジア太平洋及びヨーロッパ選抜

スペインのLa Manga Clubで開催された2023年度「ボナラックトロフィー」(男子)・「ハンキンストロフィー」(女子)は8月5日、第3日シングルスマッチプレー12試合が行われた。ボナラックトロフィーは、アジア太平洋選抜が4勝7敗2分と負け越したものの17ポイントで競技を終え、ヨーロッパ選抜に2ポイント差をつけて2大会連続優勝で本選手権4度目の勝利に華を添えた。ハンキンストロフィーもアジア太平洋選抜は苦戦を強いられ、3勝7敗2分に終わり13ポイントで競技終了。ヨーロッパ選抜が19ポイントで本選手権初勝利を飾った。

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大会第3日は、両競技とも全選手が出場するシングルスマッチプレーが行われた。ボナラックトロフィーでは、出利葉太一郎がGough,John(イングランド)に2and1で惜敗を喫するなど、アジア太平洋選抜は苦しい展開となってしまう。その中で第10試合に出場した杉浦悠太はBrown,Barclay(イングランド)と対戦。ここで引き分けか勝利を収めればアジア太平洋選抜の勝利、ヨーロッパ選抜がポイントを取れば引き分けに持ち込める本選手権の決着を握る戦いとなったこのマッチは、オールスクウェアで最終ホールまでもつれ込む一進一退の接戦となったが、杉浦が1upで勝利を収めて貴重なポイントを獲得。アジア太平洋選抜は杉浦の活躍もあり、ヨーロッパ選抜に2ポイント差まで詰め寄られるも本選手権4勝目を2大会連続優勝で飾った。

ハンキンストロフィーは稲垣那奈子がOrtengren,Meja(スウェーデン)に、橋本美月もBriem,Helen(ドイツ)にそれぞれ3and2で敗戦。3勝7敗2分に終わったアジア太平洋選抜は4ポイントの獲得にとどまり、13ポイントで競技終了。19ポイントを獲得したヨーロッパ選抜が本大会初戴冠を果たした。

杉浦悠太コメント
「必ず勝つという強い気持ちで戦うことが出来て、結果逆転出来たことは自信になりました。調子は良かったのですが、自分が優勢な状況で短い距離のパッティングを外してしまい、相手に流れを渡してしまったのは反省点です。アジア太平洋選抜のメンバーとして、ヨーロッパ選抜の選手と対峙してみて、海外選手のレベルの高さを実感できました、このようなレベルで勝てる選手になりたいと思いました。この次は、全米アマチュアゴルフ選手権が控えているので、今日のシングルスマッチプレーで勝利できたことを自信にして優勝を目指します」

出利葉太一郎コメント
「シングルスマッチプレーは、対戦相手も素晴らしいゴルフをしていて、プレーをしながら興奮しました。負けてしまったのは本当に悔しいですが、彼のプレーは本当に素晴らしかったです。個人の結果は良くなかったと思いますが、ティーショットは自信をもって攻めることが出来たと思います。ショートゲームの各番手の距離や飛ばし方を、より細かく練習していく必要があると感じました。アジア太平洋選抜のメンバーとしてヨーロッパ選抜のプレーヤーと対戦する機会をもらって、将来海外でプレーする希望がある自分には、彼らのプレースタイルを間近に見て勉強することが出来ました。でも、自分も含めてジョーンズコーチのもとで世界基準の準備を身に着け、積極的に海外に挑戦して環境にも慣れれば、日本選手が世界のトップで戦えるという感触もあります。2日間、杉浦選手とペアでプレーをして、彼のレベルの高さを実感し、一緒にプレーしていて誇りに思いましたし、日本ランキング1位だなと思い知りました。2週間後には日本学生、その後アジア競技大会と続きます。個人戦での悔しい気持ちとチームで勝利できた喜びを糧にして、試合に向けて準備をしていきたいです」

橋本美月コメント
「今日のシングルスマッチプレーは、3日間でゴルフの内容が1番良かったのですが、プレッシャーがかかったパッティング、ショットを決めきれず、相手にプレッシャーを与えることが出来ませんでした。チームとしても敗戦となり悔しい結果に終わりました。次は日本女子学生が控えているので、優勝を目指して調整していきます」

稲垣那奈子コメント
「3日間で1番ショットが安定していたのに3パットをするなど流れをつかめず……悔しいです。対戦相手のショット力が素晴らしくて見習うべき部分が多かったです。2日間強風の中でプレーしましたが、日本ではなかなか経験できないことでした。このようなシチュエーションでどのような対策を取ればよいのかなど今後の参考にしていきたいです。次の目標はプロテスト合格です。この大会で見つけることが出来た課題を1つずつ潰して、頑張ります」

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