中国・杭州のWest Lake International GCで開催されている第19回アジア競技大会・ゴルフ競技。10月1日に最終ラウンドを行った。
団体戦4位タイからメダル獲得を目指してティーオフした女子チーム。1番手の橋本美月はボギースタートで躓いてしまい、4番でダブルボギーを叩いてしまう。6番からは3連続ボギーもあり、この日10オーバーパー82と大きくスコアを崩して不採用スコアに終わった。2番手の新地真美夏は前半で1つスコアを伸ばすと、後半10番でバーディを奪取。しかし、直後の11番でダブルボギーを喫してリズムを崩したのか、14番でもボギー。それでも16番バーディで息を吹き返すと、17番(パー5)で見事なイーグルを決めて、この日2アンダーパー70でホールアウト。個人戦日本選手トップの8位タイ入賞となる活躍でチームに貢献した。注目の馬場咲希は、3番でボギーもバウンスバックを決める。しかし7番から3連続ボギーで後半に入と、10番ではまさかのダブルボギー。11番もボギーとしてしまった馬場は、7番からの5ホールで6打スコアを落としてしまった。14、16番でバーディを決めて一矢報いたかと思われたが、最終ホールもボギーに終わり、5オーバーパー77とスコアメイクに苦しんだ。日本チームはこの日3オーバーパーに終わり、通算17アンダーパー5位入賞に終わった。金メダルは通算34アンダーパーのタイ、銀メダルは通算28アンダーパーの韓国、銅メダルは通算24アンダーパーで中国が獲得した。
一方、5位で最終ラウンドをスタートした男子も苦戦の1日となった。先陣を切ってスタートした本大志は1番で幸先よくバーディを奪うなど、前半を4バーディ・1ボギーの33で終える。このまま後半もスコアを伸ばしチームを勢いづけたい本だったが、1バーディ・1ボギーに終わり、3アンダーパー69でホールアウト。2番手でスタートしたエースの杉浦悠太も前半で3つスコアを伸ばしチームを鼓舞する。しかし、後半は2ボギーとスコアを落とし、1アンダーパー71に終わった。3番手の出利葉太一郎は持ち前の飛距離を武器に攻めのプレーを見せたいところだったがボギースタートで出鼻をくじかれてしまう。17番(パー5)でイーグルを奪取し溜飲を下げたが、1イーグル・3バーディ・5ボギー・1ダブルボギーと出入りの激しい内容で2オーバーパー74で不採用スコアに終わった。厳しい状況の中、日本チーム最後にスタートした隅内雅人が気を吐く。
1つスコアを落として迎えた8番(パー5)でイーグルを奪うと9番でもバーディを奪取し、前半を2アンダーパーで終える。後半もボギーが先行する苦しい流れも14番でバウンスバックを決めると、16、17番で連続バーディを決めた。隅内はこの日、1イーグル・5バーディ・4ボギーの3アンダーパー69でチームに貢献。個人戦日本選手最上位の6位タイ入賞を果たした。日本チームは最終ラウンドで7アンダーパーをマークし通算44アンダーパーとしたものの、メダル獲得には6打届かず4位入賞に終わった。金メダルは通算76アンダーパーの韓国、銀メダルは通算51アンダーパーのタイ、銅メダルは通算50アンダーパーの香港がそれぞれに手にした。
国内外のゴルフ振興に関する話題を掲載している「JGAゴルフ応援サイト」の更新情報をお知らせします。 ●『JGAゴルフ応援サイト』はこちらを御覧ください。 ゴルファーがパットやショットの動きができなくな…
公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は創立100周年を記念して、創立日の10月17日にゴルフの史実を明確に振り返る記事と記録の閲覧が可能なホームページ「GOLFPEDIA」(ゴルフペディア)を開設した…
日本オープンを担当するレフェリーには定年(70歳)があります。レフェリーは毎年、規則知識をアップデートしなければならないだけでなく、体力的にも非常にタフな任務であること、そして世代交代をしていくために…