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 【2023年度(第7回)8地区強化指定選手チーム対抗戦(女子)は、九州チームが通算+1で連覇に王手】

左奈々(九州)
藤本愛菜(九州)
荒木七海(九州)
倉林紅(東北)

2023年度(第7回)8地区強化指定選手チーム対抗戦(女子)は12月6日、宮崎県宮崎市のトム・ワトソンゴルフコースで第2ラウンドを行った。昨日の雨から天候も回復し、雲間から太陽が覗く中で行われたこの日、九州チームが唯一のアンダーパーをマークしてチーム通算1オーバーパーで2位の中部チームに9ストロークの大差をつけて連覇に王手をかけた。中部チームに3打遅れて関西チームが3位、さらに3打差に4位に2023年東北女子アマ優勝の倉林紅を擁する東北チームがつけた。

早朝の身を切るような寒さは変わらないものの、日が昇るにつれて気温も上がった第2日。首位スタートの九州チームが見事なプレーを見せた。昨日の荒木七海に続いて活躍を見せたのは、左奈々。左は前半を2バーディ・2ボギーのパープレーで終えると、10番から圧巻の4連続バーディを奪取。14番でボギーを叩いたが、6バーディ・3ボギーでこの日ベストスコアの69をマークし、通算1アンダーパーで個人戦首位に立った。九州チームの好スコアの要因となった左だが、「今日は、ラッキーとかが多くて。このスコアは本当にたまたまです」と困惑気味。「ゴルフの調子は普通でした。でも、凡ミスが多いので、明日は大叩きをしないようにしたいです」と、チーム戦と個人戦のダブルタイトル獲得を目前にしても気を引き締めていた。

第2ラウンドで左に続く1アンダーパーをマークしたのが東北女子アマチュアゴルフ選手権と東北ジュニアゴルフ選手権を制している倉林。第1ラウンドはティーショットが不調で5オーバーパーとスコアメイクに苦しみ、11位タイと出遅れた倉林だが、この日はショットも復調気配。1番でバーディを決めると、5番でもバーディ。9番でボギーを叩いたが前半を1アンダーパーで終える。後半は12、15番のバーディで3つスコアを伸ばしたが、好事魔多し。スコアを伸ばしたかった16番(パー5)をボギーとしてしまうと、17番も落とし、この日は4バーディ・3ボギー71でホールアウト。「今日はティーショットが結構良かった。その中でチャンスにつけた部分を決めきれたことがアンダーパーに繋がりました」と振り返るが、「上がりの3ホールで自分のミスでボギーにしてしまったので、悔しさのほうが大きいです」と、表情を曇らせた。それでも、通算4オーバーパーは、首位の左と5打差の3位と逆転優勝に望みを繋ぐ好位置。「昨年、個人戦首位で最終ラウンドをスタートしたのですが、優勝争いについていけず、悔しい結果になってしまいました。明日も60台を目指して、今年は優勝できたらなと思います」と、倉林は昨年大会のリベンジを胸に、最終ラウンドに臨む。

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