5月1日~3日まで韓国・釜山郊外に位置するThe Honors Counrtry Club(6,528ヤード・パー72)で第23回韓国女子オープンゴルフ選手権が開催され、2006年度からナショナルチームの選手を対象に行っている個人派遣の一環として、日本からは藤本麻子(山陽GC)を派遣した。
本選手権への派遣は一昨年の若林舞衣子、昨年の大江香織に次いで3度目。今大会には、オーストラリア、タイ、チャイニーズタイペイからのアマチュア招待選手を含む106名が参加した。
3日前まで参戦していた女子ツアーでローアマチュアを獲得した勢いのまま渡航した藤本は、ナショナルチームで取り組んでいる体力トレーニングが功を奏し、連戦の疲れも見せずに初日を2アンダー・7位タイと好発進すると、第2ラウンドはその日のベストスコアとなる7アンダー・65をマークしたBo-Mi Leeとのラウンド。「先にバーディパットを入れられて流れを持って行かれてしまいました」と、2バーディ・3ボギーの73ともどかしいゴルフとなったが、首位に8打差の1アンダー・10位タイで予選ラウンドを通過し、最終日のローアマチュア争いに臨んだ。
同組となったのは、初日に4アンダーをマークし、アマチュアながら首位に立ったHyun-Soo Kim。「17番まで同スコアだったので、18番ホールでは、バーディを獲れば勝てる、と力が入ってしまって逆にリズムを崩してしまいました」と語る藤本だが、アプローチをしっかり寄せて、最終日も2アンダー・70と更にスコアを伸ばし、優勝したHee-Kyung Seoに6打差に迫るトータル3アンダー・213ストロークをマークし、7位タイでホールアウト。
先月インドネシアのバリ島で行われた第31回クィーンシリキットカップ アジア太平洋女子招待ゴルフチーム選手権で、個人・団体ともに制したHa-Na Jang(韓国)らを抑え、見事ローアマチュアを戴冠した。
「今までの派遣試合と違って、スタート時間や食事、バスでの移動など全てを自分でやらなくてはいけなかったので不安もたくさんありました。また、パー3のホールで1時間も待ったりといった日本では有り得ないこともあって、本当にいい経験になったと思います。最終日の17番、18番でパーオンすることが出来なくて、去年の世界アマまでの自分だったら、ボギーにしてしまったと思いますが、今回は強い気持ちでパーセーブすることが出来、成長を感じることも出来ました。派遣して下さった皆さんに感謝し、この経験を糧に更に成長したいと思います。また、今年のクィーンシリキットカップで韓国に三連覇されたので、絶対に韓国のアマチュアには負けたくなかったので、ローアマを獲れて本当に嬉しいです」と語り、ナショナルチームメンバーとして数々の国際試合で強豪韓国と凌ぎを削ってきた藤本からの、後輩たちへの置き土産となった。
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