第2回ユースオリンピック競技大会、ゴルフの混合戦最終ラウンドが8月26日に中国・南京のZhongshan International Golf Club(パー72)で開催された。
競技方式は、全選手による18ホール・ストロークプレー。2人の結果がそのままチームスコアに合算され、混合戦で合計4ラウンドのスコアにより順位が決まる。日本チームはメダル獲得を目指し、最終ラウンドの各国のベストスコアとなる5アンダーパーで猛追するも届かず、通算11アンダーパーの7位で初のユースオリンピックを終了した。
1番からスタートした日本チーム。岡崎錬(福井工業大学附属福井高校1年)が1番、2番と痛恨の2 連続ボギーを叩く。篠原真里亜(沖学園高校3年)は無難にこのスタートの2ホールをパーにした。前半に少しでもスコアを伸ばしたい日本。続く3番で篠原がバーディ。4番では岡崎と篠原がバーディ。更に5番で岡崎がバーディと一気に最終ラウンドのチームトータルを2アンダーパーとした。この日の岡崎はショットのパフォーマンスが良く、9番のセカンドショットでは3番ウッドをピン横50センチにつけバーディを奪い、更にスコアを伸ばし3アンダーパーで折り返した。
後半の11番(パー5)でも岡崎はサードショットをピン横30センチにつけバーディ。13番の打ち下ろしのパー3では、岡崎と篠原が同時にバーディを奪い一気に流れに乗りメダル獲得圏内へ突入かと思われた。しかし、14番(パー4)で、岡崎がフェアウェイからのセカンドショットをミスショットしバンカーへ。目玉になったボールを寄せきれずこのホールをボギー。まだ4ホールを残し2人で伸ばせばメダル圏内に追いつく機会はあった。しかし、16番、17番と2人共がバーディチャンスへつけるも、決めきれず。18番で岡崎が放ったセカンドショットがピン横につきバーディを奪うも、篠原はこのホールボギーとした。後半は2アンダーパーとして、この日のチームスコア5アンダーとして大会を終えた。
篠原は「悔しい。私がバーディパットを決められていれば、追いついていたのに」と振り返った。岡崎は「ショットの調子が良かった。3日間通して順位を少しずつ上げられたのは良い経験となったと思う」と今後の自分の成長を見据えたかのようなコメントをした。メダル争いは、韓国とスウェーデンが金メダルを決めるプレーオフ。イタリアとデンマークが銅メダルを決めるプレーオフに入り。金メダルはスウェーデン。銀メダルが韓国。そして、銅メダルはイタリアとなった。
ユースオリンピックにゴルフが加わったのは、この南京大会が初めて。男女の混合戦では特に盛り上がりを見せた。ストロークだけではないゴルフの面白さが見られた大会となった。
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