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規則普及活動とレフェリー

日本オープンを担当するレフェリーには定年(70歳)があります。レフェリーは毎年、規則知識をアップデートしなければならないだけでなく、体力的にも非常にタフな任務であること、そして世代交代をしていくために定年を定める必要があるのです。

今年、定年によりレフェリーを引退される石井俊行さんは2009年から15年間レフェリーを務めました。石井さんは宮城県ゴルフ連盟が規則普及活動として始めたルール倶楽部対抗の第1回の優勝者です。このルール倶楽部対抗は年1回、倶楽部対抗でルールクイズを解き、団体、個人が表彰されます。この第1回で優勝したことで、県協会、東北ゴルフ連盟の競技委員をすることになり、JGAのレフェリーにも選出されました。2013年にはSt Andrewsで開催されたR&A Level3にも参加されました。宮城県が開催するルール倶楽部対抗は石井さん主導のもと現在も開催されておりも宮城県のゴルファーに正しい規則を普及するイベントとして認知されています。

日本オープンのレフェリーはボランティアとしての活動ですが、JGAルールテストやロールプレーテストなどで非常に厳しい基準をクリアし続けなければなりません。JGAが広く全国からボランティアレフェリーを招集して育成する目的は、ナショナルオープンを規則に基づいてフェアに運営することにありますが、同時に、規則や競技運営の知識を習得した方がそれを各地域に持ち帰り、普及させていただくことも重要な目的なのです。

石井さんはレフェリーをしながら、R&A Level1を日本で最初に開催し、またLevel2スクールも東北ゴルフ連盟で開催し、規則普及活動に多大なる貢献をされました。石井さん、お疲れ様でした。

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