ゴルフ規則にはプレーの規則だけではなく、使用する用具についての規則も規定されています。
JGAに寄せられる用具規則に関する質問で最近また多くなっている「2008年からゴルフ規則に不適合となっているSLE不適合クラブ(いわゆる高反発クラブ)」と「適合クラブの反発力を高める改造を施したクラブ」について、ゴルフ規則上の下記の解釈を再度ご確認ください。
1.スプリング効果の基準値を超えるいわゆる高反発クラブ
ゴルフ規則に不適合のクラブです。競技会であってもプライベートのゴルフであっても、ゴルフ規則に基づいてプレーする場合には使用することができません(規則4-1)。JGAは競技会でプレーするゴルファーだけではなく、レジャー(娯楽)としてゴルフプレーを楽しむゴルファーにも、プレーの規則を順守するのと同様に、規則に準拠した用具を使用してプレーすることで、ゴルフ本来の魅力を楽しんでもらいたいと考えています。
2.反発力を高める目的でフェース研磨やその他の処理を施したクラブ
改造された状態でスプリング効果規則を含むすべての規則に事実として適合していれば、引き続き適合クラブとみなされます(規則4-1b)。しかしながら、競技会においてプレーヤーの使用するドライバーがゴルフ規則に適合していることを担保するために「適合ドライバーヘッドリストの競技の条件(付属ⅠC 1a))」が採用されている場合、改造後のスプリング効果が事実として規則の規定値内であったとしても、もはや適合ドライバーヘッドリストに掲載されているモデルとはみなされず、この競技の条件の違反となり、使用した場合は競技失格となります。
国内外のゴルフ振興に関する話題を掲載している「JGAゴルフ応援サイト」の更新情報をお知らせします。 ●『JGAゴルフ応援サイト』はこちらを御覧ください。 ゴルファーがパットやショットの動きができなくな…
公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は創立100周年を記念して、創立日の10月17日にゴルフの史実を明確に振り返る記事と記録の閲覧が可能なホームページ「GOLFPEDIA」(ゴルフペディア)を開設した…
日本オープンを担当するレフェリーには定年(70歳)があります。レフェリーは毎年、規則知識をアップデートしなければならないだけでなく、体力的にも非常にタフな任務であること、そして世代交代をしていくために…